内容説明
誰もが知っているビタミンC。身近だけれど、意外に知らない?!アンチエイジング、抗酸化作用、抗がん作用、風邪対策、美白効果、コラーゲンを作る美容効果…知って得するビタミンCのはなし。
目次
ビタミンCのハテナ?
第1章 ビタミンとは?
第2章 ビタミンCとは?
第3章 ビタミンCの働き
第4章 摂取と消費
第5章 健康・からだとビタミンC
第6章 壊血病
第7章 高用量ビタミンCの抗がん作用
第8章 美容とビタミンC
第9章 老化とアンチエイジング
第10章 ビタミンCと老化
著者等紹介
石神昭人[イシガミアキヒト]
1990年東邦大学大学院博士課程修了、薬学博士。1992年米国国立衛生研究所(NIH)、国立老化研究所(NIA)、客員研究員。1994年東京都老人総合研究所細胞化学部門、研究員。2005年東京都老人総合研究所老化ゲノムバイオマーカー研究チーム・老化制御、リーダー、主任研究員。2008年東邦大学薬学部生化学、准教授。2011年東京都健康長寿医療センター研究所老化制御研究チーム・分子老化制御、研究副部長。日本基礎老化学会(理事)、ビタミンC研究委員会(委員)、日本ビタミン学会(評議員、トピックス等担当委員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うさこ
6
どうして日本でビタミンCを作らなくなったのだろうか?病院でビタミンCの点滴の場合コストが取れなくなったから?ビタミンCの活性酸素還元能力はすごいらしい。 学生時代に読んでいたら、もっと化学の分野で興味を持ったことだろう。2013/10/07
こどもおねむ
3
尿の色が黄色くなるのはビタミンCではなくBの影響。ビタミンCは不安定なので、安定したビタミンC誘導体が入っている。現在6種類が認可されている。6時間間隔の摂取がお勧め。レモン一個分のビタミンCは20mg。水溶性ビタミンはビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、ビタミンC、脂溶性ビタミンはビタミンA、D、E、Kの13種類。壊血病はビタミンC欠乏症の事。コラーゲンの3重螺旋構造形成に関わる。鉄の吸収を促進。6時間から24時間で体内に移行する。過剰摂取も良くない。詳しい良書。2020/11/16
にゃんまげ
3
興味のあるところを流し読み。ビタミンCはまだ未解明なところがあるが身体にはよさそう。2017/11/20
toaster
3
個人的にメガドース療法には期待しているのだけど、過剰摂取による弊害があるのであれば無視することはできない。本書に記載されているプロオキシダント作用はその一つでありそう。これはビタミンC(以下VC)の還元作用により、結果として活性酸素が生じるというもの。具体的には3価鉄が2価鉄に還元される結果、酸素に電子を奪われやすくなるために生じる(鉄過剰になる可能性もある)。この活性酸素はSODによりH+と結合し過酸化水素になる。しかし、腫瘍を殺すのも活性酸素であるという点で、VC摂取の過剰症ははっきりとはわからない。2016/09/02
ゆき
2
とても詳細に解説されてはいるが、化学の知識が曖昧である私には少し難しく感じた。もう少し知識がついたら再度読み返したい。2020/08/22
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