出版社内容情報
昭和五四年刊行の『詳考奥の細道増訂版』以降、平成十五年三月までの「おくのほそ道」研究の諸説を取り入れ、解釈・鑑賞をする。
内容説明
『おくのほそ道』芭蕉自筆本(中尾本)の公開以来、『おくのほそ道』の研究は新しい段階に入った。近年発表された研究成果を網羅して、文学作品としての『おくのほそ道』の鑑賞の便を図り、多様な解釈をとおして『おくのほそ道』の新たな読みの可能性をさぐる。
目次
1 『おくのほそ道』の成立と諸本に関する諸説
2 『おくのほそ道』各章段の解釈に関する諸説総覧(序章;旅立ち;草加;室の八島;仏五左衛門;日光;黒髪山;那須;黒羽;雲巌寺 ほか)
3 『おくのほそ道』の主題・構成に関する主要な説
著者等紹介
堀切実[ホリキリミノル]
1934年生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。文学博士(早稲田大学)。フェリス女学院大学文学部助教授を経て、現在早稲田大学教育学部教授
金子俊之[カネコトシユキ]
早稲田大学助手
鈴木久美[スズキクミ]
早稲田大学・明星大学非常勤講師。博士(学術)
鈴木秀一[スズキヒデカズ]
日本女子大学付属中学校教諭
永田英理[ナガタエリ]
日本学術振興会特別研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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