内容説明
性格・品性・態度をののしる言葉、能力・思考・精神をののしる言葉、身体・動作・容貌をののしる言葉等、いわゆる罵語・悪態語1200を解説した辞典。排列は見出し語の五十音順。文例は江戸・明治・大正・昭和・平成の各時代の文学作品から引用している。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とまと
17
図書館の辞典コーナーが好きで、勉強の合間に色んな辞書を手にとって見る。見出し語ごとに文学作品からの引用もあり。それにしても、「『でぶ』は罵語ではあるが、そもそも太った人は人がよく、ユーモラスなので、そう意地悪な罵語ではない。」という解説には、ひねくれたでぶの肩身は狭くなるじゃないか。2013/04/19
KAZOO
8
まあ非常に面白い辞典だと思います。ありとあらゆる悪口に関する言葉の陳列棚という感じです。どの本に掲載されてるのかとか、例文を様々な小説や台本から探してきてみたり、あるいは「助平の類語いろいろ」などのコラムがあったりで読んでいるうちに笑ってしまいます。奇書の一つでしょう。2013/09/11
邪馬台国
6
タイトルは強烈だけれど、日本語にはえぐい言い回しは実に少ない(筆者曰く、罵倒語後進国)ので、面白おかしく読める。使用例の小説が偏っていたり、補足不足な点も多々あるけれど、由来を知らずに使っている言葉ばかりで発見の連続だった。最近ではカタカナ表記で良く使われているものも多く、勝手に外来語かと思っていたものも多かった。隠語コラムもよし。2015/08/30
わー
5
中国由来のコトバや、仏教用語など多々あったことを発見した。2015/02/01
おみみ太郎
2
例文がしみったれていて好きでした2013/09/11