内容説明
近現代の作家197人の作品806編から、感情の微妙な陰影を描写した用例を収録。人間の微妙な心理を描いた多彩な用例をヒントに自分の気持ちにピッタリ合う感情表現ができる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エルモ
14
「自分の気もちがうまく言いあらわせなくて困っているときに、みずから最適の表現を考えだすための手助けとなるように」編まれた辞典。様々な感情を表現する言葉が例文と共に出ている。特に印象に残った表現が「驚く→脳味噌に手術を受けたように驚く」「衝撃→癇癪玉を噛みくだいたような衝撃」 自分の中で「これは言葉にできない感情」と思ってしまう時もあるけど、それを上手く表現できたら文章としても残せるし、人に伝えることもできるのかも。2017/08/05
しょー
2
厭の表現が多くて悲しくなった。だが考え方を変えれば、自衛の言葉でもある。喜びを表現するのはもちろん、拒絶をあらわすのも大切なのでしょう。「雀踊りする」、「汗顔」、「不平たらたら」、「肝を打たれる」を使いこなせるようになりたい。2015/07/24
かなかな
1
喜怒哀楽という感情をいろんな作家がどのように表現しているか、具体的な文章例が掲載されています。使うには難しそうですが、読み物としておもしろかったです。2010/02/07
笹帽子
0
読み物のつもりで借りてみたが、普通に辞典。手元において使いたいが図書館で借りて流し読みはなかなか。好の節に「くにゃくにゃ」があって面白かった。井伏鱒二。2016/12/30
miwarin
0
感情を過去の作家たちがどのように表現しているか。など。電子化されてないんだろか2013/02/24