内容説明
研究テーマの探し方からデータの集め方、データ処理の方法とその結果の書き方、そして…。卒論なんかこわくない!すぐわかる卒業論文作成のための統計処理本。
目次
あなたの研究テーマは?
研究計画をたてましょう
データのパターンで決まる統計処理
アンケート調査票の作り方
アンケート調査結果の入力
人気No.1の海外旅行先はどこ?―グラフを描きましょう
この意見は、多数派?少数派?―比率を調べましょう
男女で意見はすれ違う?!―2つの比率に違いがありますか?
意外な関係性!?―2つの項目の関連を調べましょう
今から間に合う卒業論文!
さらに進んだ統計処理―コレスポンデンス分析と多重応答分析
著者等紹介
石村光資郎[イシムラコウシロウ]
2002年慶應義塾大学理工学部数理科学科卒業。2008年慶應義塾大学大学院理工学研究科基礎理工学専攻修了。現在、東洋大学総合情報学部専任講師。博士(理学)
石村友二郎[イシムラユウジロウ]
2008年東京理科大学理学部数学科卒業。現在、早稲田大学大学院基幹理工学研究科数学応用数理専攻博士後期課程。統計アナリスト、統計コンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葉
1
アンケート調査の実証分析に少し興味があって読んだ。分析手法として、差の検定としてウィルコクスン、多変量解析として重回帰分析やクラスター分析、分散分析としてフリードマン検定やクラスカル・ウォリス検定、カテゴリカルデータ分析としてコレスポンデンス分析などが載っている。アンケートから定性的部分に対するアプローチがそれ程なかったので残念だった。2014/09/29
ちょっかん
0
修士論文にて統計を少し扱いそうなのだが、統計学の知識が皆無なので、分かりやすそうな本書を手に取った。本書は卒論や修論にてアンケート調査をする際、知っておいた方が良い知識や統計処理の基礎が書かれている。しかし、最初は丁寧すぎるほど丁寧なのだが、統計の箇所になると突然難しい数式が何の説明もなく現れ、かなり困惑した。なぜその数式になるのか、なぜその統計が信用に値するのかの説明が欲しかった。そこがないため、修論で引用するのは難しいと思う。2018/11/07