内容説明
本書前半は質点の力学、後半は剛体の力学を中心に論じている。前半は「力学を通した数学入門」の側面を強調し、後半は「現実の多様な力学現象の理解」を強調した。
目次
第1章 運動学
第2章 運動法則
第3章 保存則
第4章 質点の運動
第5章 非慣性系の運動
第6章 質点系の運動
第7章 剛体の運動
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
椎茸うま子
1
力学のオーソドックスな教科書。数学的な補足も充実していて、初学者への配慮が良い感じ。章末問題もキチンと解いていけば力学のキモがするする理解できる。古典力学ではニュートンの法則に従い決定論的に質点、剛体の運動が決定されるが、ポテンシャルエネルギー、運動量、角運動量などを考えると運動の変化をより簡単に捉えることができ気持ちがいい。2020/03/31
しょ~や
1
高校と大学の始めの頃にやって以来、かなり忘れてる。大枠は覚えているが問題は全然解けない。ちゃんと見直そう2015/08/05
umettyu
0
一言で言えば名著。 発展は若干難しめだが、全ての行を飛ばす事なく自力で進めていける本。 一行一行を丁寧に追いかけ、全ての行を読み終えたときに、あなたの目の前に広がる世界はきっと澄んでいる。2017/09/11
墓
0
益川先生が監修ということで、予てより気になっていた。先日機会があり同シリーズの解析力学と同時購入。 章の構成としては「運動学→ニュートンの法則→様々な保存量→質点・質点系・剛体の運動(具体例), 非慣性系における運動など」といった感じで、他の教科書とあまり変わらない。 この教科書の良い点は、具体例が豊富であり、普通は計算結果を見て満足してしまうところにも定性的(直感的)な説明が付いている点である。 力学未習者は勿論、既習者でも得られる物は多々あると感じた。2016/01/23
ten
0
力学の復習に読みました。初学者向きで大学入ってすぐの人が読むのに適していると思います。またこの本の魅力は例の豊富さで、身近なこととの関係がよく述べられています。しかし解析力学はほとんど書かれていないので、解析力学の部分はほかの本でやる必要があります。2014/02/11