感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
2n2n
2
数学の証明問題に挑んでいる最中、どのような思考経路によって証明に辿り着いたのか、その様子を、計18の例題とともに丁寧に描写した一冊。通常の数学教科書にありがちな無味乾燥な証明の行間に本来眠っているはずの「どのように悩んでこの証明を完成させたのか」という想いがしっかり書かれているのが面白い。2013/02/17
Gotz
1
証明とは思考の試行錯誤であるという考えに納得.個人的に勉強不足な数列の収束に関する解説が多数あったことがとてもよかった.2012/04/28
smj
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3年前に読むべきでした.2011/11/04
ち ら り よ
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なかなか面白い切り口だけど、数学の本だと思って読むとあれっ?となる。取り上げられてる題材は理系の大学1年生が苦戦するであろうものばかり。「宿題」コーナーにはなかなか高度なことも書いてあるので、大学1年生には薦められるかなあ。阿原先生の線形代数の講義を受けてた身としては、懐かしいな~とニヤリとする場面も多くあった。2011/05/26
れんちゅ
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良かった。証明問題への取り組み方が変わった。 例を考えて実験するということは当たり前のことなのだけれど,しばしば忘れがちで,疎かになる。条件を理解すること・取り留めもなく考えてみることの意義について見直すきっかけになった。 また,微積分や線型代数を既に学習した人間が復習するにも良い。特に線型代数の過程にあるいくつかの学習事項の複雑な関係がどのように絡み合っているのか,何が連想できると嬉しいのかが理解できた。 2019/09/04