内容説明
人間関係で苦慮する相手は他者ではない。自分自身です。疲れない人生を送るために。
目次
第1部 セルフアサーショントレーニングの総論(アサーション・トレーニングの目的;アサーティブ行動とは何か)
第2部 アサーティブ行動の3つの理論(行動科学を活かす;TA(交流分析)を活かす ほか)
第3部 アサーティブ行動に及ぼす環境要因(IT社会とアサーティブ行動;日本文化とアサーティブ行動 ほか)
第4部 アサーティブ行動の実習(SCATで測るアサーティブ行動;人に操られない、人を操らない ほか)
第5部 ロールプレイングの追体験(ロールプレイングによる実践;一人のロールプレイング)
著者等紹介
菅沼憲治[スガヌマケンジ]
1971年日本大学文理学部心理学科卒業。1976年日本大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程満期退学。1991‐92年カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校カウンセラー教育学部留学。千葉商科大学商経学部教授・専任カウンセラー、茨城大学大学院教育学研究科教授を経て、聖徳大学人文学部心理学科教授。論理療法士、日本論理療法学会会長。カウンセリング心理学専攻。2005年日本人初のアルバート・エリス研究所公認スーパーヴァイザーに認定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふくみみ
7
カウンセリング全般をアサーションという切り口で語っている印象。昔、傾聴の力をつけたくてロジャーズカウンセリングの勉強会に参加してたのですが、最後のロールプレイの紙上再現で、それを思い出して懐かしくなりました。ロールプレイはフィードバックも貴重で、もっとはっきり主張しても不快ではないとか、その言い方は分かりやすかったなど勝手に自己嫌悪してることが意外と誤解だったのかと気づかせてもらえるのが凝り固まった枠を外してもらえるようでありがたかったな。利害関係のない他人のフィードバックは大事。2015/02/07
ぺんぎん
0
ワークが豊富2015/08/09
0363
0
前半では、アサーティブ行動とは何かについて説明されていますが、それだけでは「どうすればアサーティブ行動ができるのか」に結びつかずモヤモヤしていましたが、5章の「ロールプレイングイングの追体験」で具体的にイメージできるようになりました。いい本ですので、落ち着ける環境で読み込む事をお勧めします。2009/10/17