内容説明
「アサーティブ行動」って何?不平等な人生も不完全な自分も全て受け入れ、肯定的に生きていく。あなたの「過去」は変えられなくても、あなたの「今」は変えられる。その道しるべが「アサーティブ行動」なのです。
目次
序章 「今ここ」に生きる人たちへ
第1章 痛みも不快さも味方にしよう!
第2章 あなたの不健康なネガティブ思考は変えられる!
第3章 そう、世の中は不公平なのです!
第4章 渡る世間には鬼も仏もいるのです!
第5章 僕は怒っているんだ!
第6章 ありのままの自分でオッケーだ!
最終章 セルフ・アサーション・トレーニングを超えて
著者等紹介
菅沼憲治[スガヌマケンジ]
1971年日本大学文理学部心理学科卒業。1976年日本大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程満期退学。1991‐92年カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校カウンセラー教育学部留学。千葉商科大学商経学部教授・専任カウンセラー、茨城大学大学院教育学研究科教授を経て、聖徳大学人文学部心理学科教授。論理療法士、日本論理療法学会会長。カウンセリング心理学専攻。2005年日本人初のアルバート・エリス研究所公認スーパーヴァイザーに認定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
羽雪*hane**
13
アサーションとは、より良い人間関係を構築するためのコミュニケーションスキル。これまでアサーションに関する本は何冊か読んだけど、一番わかりやすかった。体験談も交え、理論ばかりのきれいごとにならずに書かれていて今まで漠然としていたものがスッキリした。2018/06/26
Yoshihiro Tamura
2
会社でアサーティブ行動の話を聞いたので購入。内容は他人との向き合い方がメイン。言い方が悪くなるけど、他人にも自分にも期待しすぎるなってことを言っていると感じた。人間だれにでも弱いところがあって、それを認めて自分の弱いところも認めて。そんな内容がイラストと優しい語り口調で教えてくれる。1つの考え方を教えてくれるいい本だった。2014/05/25
pyonko
1
本書を含めた何冊かのアサーションの本を読んでみての感想になる。 実践が難しいと最初は思ったが、良く良く見直してみると出来ているようなこともある。どういう時に、どういう人に対して、アサーティブになれていないのかを考え、その状況をロールプレイしていくことで、アサーティブな方に自分を変化させることができるのではないだろうか。もちろん、アサーティブしない権利もある事を忘れてはいけない。2014/05/01
翠
1
高校生にもわかりやすい作りとのことで、四コマがあったり各章の終わりごとにまとめがあったりなど、とても読みやすかったです。二時間弱で読めるので、アサーション一冊目にオススメかも。エクササイズ編も読んでみようと思いますが、それまでは自分の頭の中に浮かぶ内容「セルフトーク」を変えたり、自分をありのまま受け入れ責任を持つことを意識し実践したいです。2013/12/09
こにまき
1
10年程前にもアサーション関係の本を読んで目からうろこの経験があり、今回別の著者のもので再考。最初にななめ読みした時には矛盾を感じた部分も、ち密に組み立てられた論理で納得させられた。日々日常生活を楽に生きるための考え方であり、禅の考え方にも似ていると思う。「他人と過去は変えられないけれど、自分は変えられる。」奥が深いです。2013/10/09