内容説明
『緋色の研究』によって、初めてシャーロック・ホームズをこの世に送り出したワード・ロック社の、ホームズ100年記念出版。ドイルの恩師でありホームズのモデルといわれるベル博士の有名な論文も収録。
目次
緋色の研究―1893年ワード・ロック版序文から(シャーロック・ホームズ氏〔ジョウゼフ・ベル〕)
第1部 幻滅した医師の物語―コナン・ドイルとホームズと『ストランド・マガジン』
第2部 ホームズのアイデンティティ―世界初の探偵コンサルタントを追跡する
第3部 シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝のアンダーワールド―犯罪、探偵、そして巷の生活
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅蓮
9
原書の表題は『Elementary My Dear Watson』つまり「初歩的なことだよワトソン君(ドヤ」な本書はホームズのモデルとなったジョウゼフ・ベル博士の短文からはじまる。すでに胸熱。ドイル氏のよく言う"素朴な読者"の中にトルコ政府が含まれていたとは知らなかったし「ボヘミアの醜聞」での謎ターナー夫人など気になってた蘊蓄盛りだくさん(解決したとは言っていない)。ワトソンはホームズのユーモアを「風変わりで、時として失礼にすぎる」と評しているが、彼の名言「三大陸の多くの国の女性を知っている」→続2014/08/01
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