出版社内容情報
本を買う。頁をめくる。あの日の自分に出会う。
ノーベル文学賞受賞
短篇小説の女王、初文庫化
解説=井上荒野
音楽家がふと手にした小説には、彼女自身の若き日が、ある少女の目を通じて綴(つづ)られていた。ページをめくるにつれ、過去が思いもかけない景色を見せる──表題作「小説のように」ほか、孤独な女性と殺人犯との対話が震えるほどの余韻をもたらす「遊離基(フリーラジカル)」など、長い人生に訪れる、あまりにも忘れがたい一瞬を捉えた十の物語。ノーベル文学賞に輝く短篇小説の女王、待望の初文庫化。訳者あとがき=小竹由美子/解説=井上荒野
■目次
「次元」
「小説のように」
「ウェンロック・エッジ」
「深い穴」
「遊離基(フリーラジカル)」
「顔」
「女たち」
「子供の遊び」
「木」
「あまりに幸せ」
内容説明
音楽家がふと手にした小説には、彼女自身の若き日が、ある少女の目を通じて綴られていた。ページをめくるにつれ、過去が思いもかけない景色を見せる―表題作「小説のように」ほか、孤独な女性と殺人犯との対話が震えるほどの余韻をもたらす「遊離基」など、長い人生に訪れる、あまりにも忘れがたい一瞬を捉えた十の物語。ノーベル文学賞に輝く短篇小説の女王、待望の初文庫化。
著者等紹介
マンロー,アリス[マンロー,アリス] [Munro,Alice]
1931年カナダ、オンタリオ州生まれ。図書館勤務と書店経営ののち発表した最初の短篇集『ピアノ・レッスン』(1968)でカナダ総督文学賞を受賞。以降、78年Who Do You Think You Are?および86年『愛の深まり』で、計三度の総督文学賞受賞を果たした。98年の『善き女の愛』でギラー賞と翌年の全米批評家協会賞を、2004年の『ジュリエット』で再びギラー賞を受賞したほか、多数の受賞歴を誇り、短篇小説の女王と称される。09年国際ブッカー賞を、13ノーベル文学賞を受賞。24年5月没
小竹由美士[コタケユミコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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