創元文芸文庫<br> HHhH―プラハ、1942年

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創元文芸文庫
HHhH―プラハ、1942年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488805029
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

【本屋大賞翻訳小説部門第1位】
【Twitter文学賞海外編第1位】
【ゴンクール賞最優秀新人賞受賞】
【リーヴル・ド・ポッシュ読者大賞受賞】
世界の読書人を驚嘆させた傑作、待望の文庫化!

HHhHとは「ヒムラーの頭脳はハイドリヒと呼ばれる」を意味する符丁である。〈第三帝国で最も危険な男〉とも〈金髪の野獣〉とも呼ばれた、ユダヤ人大量虐殺の首謀者ハイドリヒ暗殺計画がプラハに潜入した二人の青年によって決行された。それに続くナチスの報復、青年たちの運命……。ナチスとは、いったい何だったのか? ハイドリヒとは何者だったのか? ビネは史実を題材に小説を書くことの本質を自らに、そして読者に問いかける。小説とは何か? 待望の文庫化!

内容説明

ナチによるユダヤ人大量虐殺の首謀者ハイドリヒ暗殺計画は、二人の青年によってプラハで決行された。それに続くナチの報復、青年たちの運命。ハイドリヒとは何者だったのか?ナチとはいったい何だったのか?史実を題材に小説を書くことに全力で挑みながら、著者は小説を書くことの本質を自らに、読者に問いかける。小説とは何か…?2014年本屋大賞・翻訳小説部門第1位。

著者等紹介

ビネ,ローラン[ビネ,ローラン] [Binet,Laurent]
1972年フランス、パリ生まれ。パリ大学で現代文学を修め、兵役でフランス語教師としてスロヴァキアに赴任し、その後、パリ第三大学、第八大学で教鞭を執る。本書『HHhH―プラハ、1942年』でゴンクール賞最優秀新人賞と、リーヴル・ド・ポッシュ読者大賞を受賞(わが国では本屋大賞・翻訳小説部門第1位、Twitter文学賞・海外編第1位)、『言語の七番目の機能』でアンテラリエ賞とFnac小説大賞、『文明交錯』ではアカデミー・フランセーズ小説大賞を受賞するなど、現代フランス文学界を牽引する存在となっている

高橋啓[タカハシケイ]
1953年北海道生まれ。翻訳家。早稲田大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

111
このような小説は、私にとって読むのに苦労するのが常ですが、この小説は別でした。各章が非常に短く、ナチスの重要人物であるハイドリッヒとそれを暗殺する側とその事件を調べ上げようとしている作者の分身があり場面展開が楽しめました。歴史的にはよく知られている事件ですが、暗殺者側の支店などもあったりするので今までがあまり知らないことがよくわかりました。この作者の作品は2作目ですがまたほかの作品も読みたくなりました。2023/07/29

NAO

68
「ヒムラーの頭脳はハイドリヒと呼ばれる」というドイツ語の頭文字を題名とした小説。ヒムラーの右腕と呼ばれたラインハルト・ハイドリヒは、ナチによるユダヤ人大量虐殺の首謀者で責任者、「第三帝国で最も危険な男」「金髪の野獣」などといわれて怖れられた。ナチスドイツがチェコを占領すると、ロンドンに亡命したチェコ政府は、チェコの総督となったハイドリヒの暗殺を計画、コード名は類人猿作戦。作者は歴史的な出来事を小説として書くときにフィクションがあまりにも入り込みすぎてはいないかと疑問を感じ、なるべくフィクションを入れずに⇒2023/07/30

優希

54
小説を書くこととは。ひたすら問い詰めています。時代が時代ですからね。全力で小説を書きながら、自分に、読者に小説を書く意味を問うのでしょう。自分は何故小説を読むのかということをぼんやり考えました。2023/08/12

Sam

47
一言でいえばナチのユダヤ人大量虐殺を首謀したハイドリヒの暗殺という史実を下敷きにした歴史小説ということなんだろうけど、解説では「歴史記述的メタフィクション」という命名が紹介されている。確かにこの命名の通りなんとも企みの多い作品で、本書に関する予備知識のないまま読み始めたこともあって著者がやろうとしていることが理解できるようになるまでは戸惑いを抱えたまましばらく読み進めなければならなかったのだが、それ以降はそうした試みを楽しみながら読み終えることができた。なかなか得難い一冊。他の作品も読んでみたくなる。2024/04/20

びす男

31
物を書く人間は、常に事実と格闘している。それを思い知らされる構成だ■ユダヤ人の虐殺を首謀したナチ高官の暗殺計画が題材。ノンフィクションとも小説ともつかない、文字通り「散文」だ。過去と現在を行き来し、緊張のピークまでの運びも秀でていた■事実への執着ぶりも印象的。時折、現代においてナチが「どう語られているか」も批評する。歴史を「終わったこと」と見なすことを許さない姿勢ゆえか■ふつう、人は消化するために物を書く。この作者は、消化させないために書いている。教訓ではなく、固有名詞を、読者の記憶に焼き付けようと。2023/10/02

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