創元文芸文庫<br> 私たちの特別な一日―冠婚葬祭アンソロジー

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創元文芸文庫
私たちの特別な一日―冠婚葬祭アンソロジー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488803100
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

また会えたひと、もう会えないひと。
成人式 結婚式 葬式 祭礼
人生の節目に訪れる出会いと別れを書く
文庫オリジナル・アンソロジー

人生の節目に催される冠婚葬祭――冠は成年として認められる成人式を、婚は婚姻の誓約を結ぶ結婚式を、葬は死者の霊を弔う葬式を、祭は先祖の霊を祀る祭事を指します。四つの行事は人生の始まりと終わり、そしてその先も縁を繋いでいきます。現在の、あるいはこれからの私たちと冠婚葬祭をテーマに、現代文芸で活躍する六人の作家があなたに贈る文庫オリジナル・アンソロジー。

■目次
飛鳥井千砂「もうすぐ十八歳」
寺地はるな「ありふれた特別」
雪舟えま 「二人という旅」
嶋津 輝 「漂泊の道」
高山羽根子「祀(まつ)りの生きもの」
町田そのこ「六年目の弔い」

内容説明

人生の節目に催される冠婚葬祭―冠は成年として認められる成人式を、婚は婚姻の誓約を結ぶ結婚式を、葬は死者の霊を弔う葬式を、祭は先祖の霊を祀る祭事を指します。四つの行事は人生の始まりと終わり、そしてその先も縁を繋いでいきます。現在の、あるいはこれからの私たちと冠婚葬祭をテーマに、現代文芸で活躍する六人の作家があなたに贈る文庫オリジナル・アンソロジー。

著者等紹介

飛鳥井千砂[アスカイチサ]
1979年愛知県生まれ。2005年『はるがいったら』で第18回小説すばる新人賞を受賞してデビュー

寺地はるな[テラチハルナ]
1977年佐賀県生まれ。2014年『ビオレタ』で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞してデビュー。21年『水を縫う』で第9回河合隼雄物語賞を受賞

雪舟えま[ユキフネエマ]
1974年北海道生まれ。2011年に歌集『たんぽるぽる』を、翌年に小説『タラチネ・ドリーム・マイン』を刊行

嶋津輝[シマズテル]
1969年東京都生まれ。2016年「姉といもうと」で第96回オール讀物新人賞を受賞。19年に同作を収録した作品集『スナック墓場』でデビュー

高山羽根子[タカヤマハネコ]
1975年富山県生まれ。2010年「うどん キツネつきの」で第1回創元SF短編賞佳作入選。14年、同作を表題作とした作品集でデビュー。16年「太陽の側の島」で第2回林芙美子文学賞大賞を、20年「首里の馬」で第163回芥川龍之介賞を受賞

町田そのこ[マチダソノコ]
1980年福岡県生まれ。2016年「カメルーンの青い魚」で第15回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。翌年、同作を収録した作品集『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』でデビュー。21年『52ヘルツのクジラたち」で本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

161
特別な一日・・短編6話。圧倒的に最後の町田さん『六年目の弔い』に持ってかれた感じ。さぁ、私ならどうする?って問われた気がする(勝手にだけど)私なら多分話さない。駆け落ち迄した相手にうり二つの忘れ形見・珠美・・「あなたをあの日あの時、見たから夫は事故に遭ったのよ」そう言ってあなたにとっての父親を還してなんかやらない。って思う私は鬼だわね(汗)あなたに罪も怨みもないけれど。2023/12/26

machi☺︎︎゛

100
冠婚葬祭をテーマに書かれたアンソロジー。飛鳥井さん、寺地はるなさん、町田そのこさんは安定して良かったけど初読み作家さんたちもすごく良かった。2024/03/31

Ikutan

60
冠婚葬祭をテーマにした六つの短編。のっけの飛鳥井さんの『もうすぐ十八歳』は、引き下げられた成年年齢に着目。続く寺地さんの『ありふれた特別』も成人式をテーマに幼なじみや親子の関係が描かれる。雪舟さんの『二人という旅』は異色のSF。宇宙を旅する家読みのシガとクローンのナガノ。不思議な世界に連れていかれる。高山さんの『祀りの生きもの』は祭をテーマに描いた思い出のお話。嶋津さんの喪服をモチーフにした『漂泊の道』と町田さんの心の揺れを丁寧に描いた『六年目の弔い』は葬儀がテーマ。寺地さんと町田さんの作品が好みだった。2024/04/13

ぶんこ

50
冠婚葬祭をテーマにしたアンソロジー。18歳で出産した智佳が世間の目に晒された日々。同じ若くての出産でも寺地さんのは幼馴染の出産付き添いで成人式に出席できなかったけれど、温かな気持ちになる話。雪舟さんのクローンとの結婚にはウルウル。嶋津さんの高校卒業後のスキー旅行中に死亡した祖父のお葬式と、そこで出会ったセクシーなカナさんと、母の死の後にカナさんと一緒に住む父。暗い話のようで暗くないのがいい。高山さんの「南洋の妖精」はイマイチ理解不能。町田さんの子供のいない夫婦の、事故死の夫に娘がいたと知った妻。感慨深い。2024/03/07

ひさか

49
紙魚の手帖vol.08(2022年12月)読切特集<冠婚葬祭> 飛鳥井千砂もうすぐ十八歳、寺地はるなありふれた特別、雪舟えま二人という旅、嶋津輝漂泊の道、高山羽根子祀りの生きもの、書き下ろし町田そのこ六年目の弔い、の6つの冠婚葬祭をテーマにしたアンソロジーを2023年11月創元文芸文庫刊。6編は冠、冠、婚?、祭、祭?、祭、かな(難しい🤔)。祀りの生きものでのラスト付近の幻想的な解釈が高山さんらしくて面白い。全編を通じての多彩さが楽しい。2024/02/19

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