創元文芸文庫<br> 暗闇にレンズ

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創元文芸文庫
暗闇にレンズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488803087
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

光に祈りを捧げるようにして、
それでも彼女たちは世界を撮り続けた。
芥川賞受賞作『首里の馬』に続く、著者渾身の傑作長編

私たちが生きるこの世界では、映像技術はその誕生以来、兵器として戦争や弾圧に使われてきた。時代に翻弄され、映像の恐るべき力を知りながら、私の先祖たちはそれでも映像制作を生業とし続けた。そして今も、数多の監視カメラが意思なき眼を光らせるこの街で、親友と私は携帯端末をかざし、小さなレンズで世界を切り取っている――撮ることの本質に鋭く迫る、芥川賞作家の傑作長編。第42回日本SF大賞候補作。

内容説明

私たちが生きるこの世界では、映像技術はその誕生以来、兵器として戦争や弾圧に使われてきた。時代に翻弄され、映像の恐るべき力を知りながら、“一族”の女性たちはそれでも映像制作を生業とし続けた。そして今も、無数の監視カメラに取り囲まれたこの街で、親友と私は携帯端末をかざし、小さなレンズの中に世界を映し出している―撮ることの本質に鋭く迫る、芥川賞作家の傑作長編。

著者等紹介

高山羽根子[タカヤマハネコ]
1975年富山県生まれ。多摩美術大学卒。2010年、第1回創元SF短編賞に投じた「うどん キツネつきの」が佳作に入選し、同作を表題作とした短編集で書籍デビュー。2016年には「太陽の側の島」で林芙美子文学賞大賞を受賞し、主流文芸の世界へ活動の場を広げる。2020年に「首里の馬」で第163回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

51
複雑な構成で難しかったです。映像をガジェットに、現代ちと過去が結びついている物語。ちょっと自分には合わなかったみたいです。2023/07/13

ぜんこう

19
Side A が現在の高校生の私と彼女、Side B が活動写真が日本に持ち込まれてからの母娘4代の話。かなり不穏な空気感漂う話です。過去の話がだんだん現在に近づいてくる。映像は記録した瞬間に偽物になっちゃうのか? 高山さんの小説はいつもはっきりした結論はない。2023/04/18

ひでお

9
現代と思われるお話しと、明治から現代へと続くお話しを交互に配置して、終盤にふたつがつながるという手のこんだ構成のお話し。キーとなるのは映像です。映像として切り取られたものが、様々な意味を付加されて、撮影者の意図から離れて、いろいろな影響を与えて行くのかな。この作品、SFテイストがありますが、それを越えて読み手に考えさせる作品だなと思いました。2023/06/12

上田

4
カメラや映像技術がどんな歴史を辿ってきたのか。私、母、祖母、曾祖母となかなか波乱万丈な人生を送ってきた女性たちの物語としておもしろかったけど、文学的で何が言いたいのか理解できない部分もあり。映像を見せることで脳に異常をきたす兵器とか本当にあったんだろうか。現代では街中に監視カメラがあり、誰もが手にはスマホのカメラを持っていて、それは一種の武器となりうる。使い方を間違ってはいけない危ういモノだと感じる。2024/03/15

ぴかぴか

3
2020.9  始まりは「映画ですって?もうごめんですね・・」んん??。現代の監視カメラだらけの街の様子のあと、時代は1896年へ。ん??・・現代と過去を行ったり来たりしながら進んでいく。登場人物は照、未知江、ひかり・・・面白かったけど怖い・・とかいろいろ感じる事あり、で読み終わって最初の「映画ですって??」の文章の意味が突き刺さったし、最後のページの「インチキ巫女の役割を果たしていこう」みたいな文章に明るい気持ちと「おぬしたちやるな」みたいなニヤリ気分、応援気分になれたように思う。2023/11/23

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