出版社内容情報
吉祥寺のパン屋には、何でも解決してくれる魔女がいる――。美味しいパンと優しい謎解きを楽しむ大人気グルメ&ミステリー第2弾!
内容説明
吉祥寺のパン屋には、何でも解決してくれる魔女がいるという噂がある。大学生の凜弥は、今日も魔女の加賀見に想いを寄せながらパン屋「ベーカリー・ソルシエール」に通う日々。ある日、加賀見の旧友であり俳優の光雅が店に現れ、10年ぶりの再会に。光雅から持ち込まれた相談は「自宅に脅迫文が届いた」というもの。思いがけない恋のライバル登場(!?)に困惑しつつも、凜弥と加賀見で相談の謎を解くことに。光雅と関わる中で、加賀見の過去や忘れられないパンの味の謎に迫っていく―。魔女の過去と思い出の味・パストラミサンドの秘密を巡る、グルメ&ミステリー待望の続編!
著者等紹介
湊祥[ミナトショウ]
宮城県出身、都内在住。「一生に一度の恋」小説コンテストで最優秀賞を受賞した『あの時からずっと、君は俺の好きな人。』(野いちご文庫)でデビュー。以降、各出版社で次々と作品を刊行し、2023年にはポプラ社小説新人賞ピュアフル部門賞を受賞している。猫二匹と暮らし、好きなことはゲームと食べること(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
34
吉祥寺のパン屋「ベーカリー・ソルシエール」。大学生の凜弥は店主の加賀見に想いを寄せて店に通う日々。加賀見は見事な推理力でいくつもの謎を解き魔女と呼ばれていて…。/前作未読でも問題なし。普段人が死ぬミステリばかり読んでいるので、登場人物みんなが善い人ばかりの日常の謎ミステリに穏やかな気持ちになった。甘いゼリーが一人だけ苦くなる謎も、引っ越し先を予言するようなハガキの謎も、光雅の秘密も、ネタバレ前に分かってしまったが最後まで楽しめた。鈍い凛弥と和華と加賀見のほんわか三角関係も微笑ましい。中高生にもオススメ。2025/03/23
キキベル
11
パンが美味しそうなのはもちろんのこと、見事に悪人が出てこないので、いい意味で脱力しながら読めました。加賀見さんの過去も、こういう事実なら納得です。余計なモヤモヤがなくなった時に出来たパストラミサンドは、とても美味しいのだろう。唯一、凛弥の鈍感さがちょっと、とは思うけど、そこが愛嬌なのでほんわか気分で読了できました。#net galley2025/02/22
ユウハル
6
続編待ってました!美味しそうなパンに謎解き、そして素敵なパン屋さん。こんなお店が近所にあったらいいのに。毎日通います! 加賀見さんの過去のエピソードも決着がついてホッとする2巻でした。1巻の時気になっていたので本当に良かった。凛弥くんのちょっと鈍いところに最後は笑わせてもらいました。 色々事件もありつつ、笑顔になれる作品なのがとても好きです。2025/02/20
ボタン
4
図書館で借りてすぐ読んだから面白いんだろうけど、口当たりがいいだけのお菓子の様でした。吉祥寺ハモニカ横丁が舞台でなければ読まないかな。マーケティングに基づいてAIが書きそうな内容。文章も生硬くて読みにくい。2025/05/07
ゆり
2
1作目を読んでいなくても、流れや説明がしっかりしているので楽しめました。2人のぎこちない距離感はもちろん、イケメン俳優の登場など、謎解きだけでなく恋愛要素も可愛くて応援したい気持ちになりました。1作目も読んでから再読したいと思います。 #NetGalleyJP2025/02/26