感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ntahima
23
主人公達が怒涛逆巻く南氷洋で古代ウィルスに感染した魚を探している間に、世界をレッド・デスが襲う。南半球からゆっくりと地球が血に染まる。こういうパニックものは余り好きじゃないんだけど。崩壊していく国家群の中で英連邦のニュージーランドとオーストラリアだけは毅然とした姿で描かれている。この辺りやはり英国作家。しかし、ついに女王陛下のお膝元にも『赤死病の仮面』は忍び寄る。ところで、どうも訳が不自然だと思って訳者を調べたら、私も子供の頃お世話になったERBの『火星シリーズ』の訳者だった。訳にも賞味期限があるようだ。2012/03/19
さといも
16
ハラハラしっぱなしだった。感染すると赤血球が増殖し、全身から血を流して48時間中に死ぬ事から付いた名前が「レッド・デス」今まで未知のウィルスだったので感染率100パーセント。各国も隔離など措置するが時すでに遅し、世界中がパンデミック!!次々増えていく死者、暴動。主人公たち!この問題が終わるまではあちこち動くな!ってもう感情移入し過ぎました。少し前の作品なので訳もちょっと困惑したりもありましたが、とても面白く興奮しました。まだ鼻息が荒いです。2018/05/23