内容説明
今年の夏は暑くなりそうだ。まだ5月の末なのに、海水温が27度もあるのだ。ここはプエルトリコの東400マイル。毎年数多くのハリケーンが誕生する場所である。この知らせを受けた若き気象予報官コナーズは、いやな予感を覚えていた。彼を取材したニューヨークの雑誌記者ジョセフィーンは、仕事に情熱を燃やす彼に強い印象を受けた。しかしそのときには、まさか彼女の家族がハリケーンの犠牲者になろうとは、夢想だにしていなかった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さといも
14
主人公のジョーは先に娘を別荘の祖父祖母たちに預けて後から別荘に向かう予定でいたのだがその別荘に巨大で強力なハリケーンが襲いかかる。ハリケーンなんてどうせ大した事がない、ハリケーンは怖い色んな意見はあるけど別荘にいたのは前者。そして取り残される。天気予報士とジョーの不倫愛、ジョーの主人の家庭より遊び等人間関係も盛りだくさん。娘を心配する事しかできないジョーの焦る気持ちが痛い程分かります。私までハラハラ。どうなるんだろう。下巻にいきます。2018/01/03
youyou88
10
フロリダから引き抜かれニューヨークへとやってきた気象予報士のコナーズ。 春なのに海水温が高い状態を見て、強いハリケーンが発生すると危惧する。 上巻は人間関係に終始しておりハリケーンはくるぞくるぞという不穏な空気だけ。 上巻ラストでようやくハリケーンが。 これからどうなるのか!!という期待感でわくわくしながら下巻を読みます。 詳しい感想はこちらへ↓ https://ameblo.jp/harayou1223/entry-12883217414.html2025/02/03