内容説明
話を聞いた瞬間、タリーは耳を疑った。亡命を求める東独諜報部の大物が、身柄を預ける際の要員に自分を指名してきたというのだ。CIA退官を四日後に控えたこのおれをなぜ…?だがやがて示された一個の古ぼけたライターは、かつて携わったある極秘作戦の記憶を呼びさました。第二次大戦末期、ルイジアナ州米軍捕虜収容所に繰り広げられた危険きわまりない工作活動。『北壁の死闘』の作者が息も継がせず展開する傑作冒険小説。
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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キャンドルジュンジ
5
ラストは予想もつかなかった。プロットの展開がすばらしい。2011/04/12
hanaoka
4
ラスト凄い・・・こういう展開かなぁ・・・と予想したものをいい意味でものの見事に裏切ってくれる。面白い!!2011/05/04
Cinejazz
2
冒険小説の傑作『北壁の死闘』に続く本作も、記憶に残る名編です。 中盤からの筋運びが調子良すぎると思っていたら、これが衝撃の結末に導く伏線であったことが解り、思わず深い溜め息をつき感涙に浸るのでした。これぞ一気読みの冒険小説です!2018/06/02
yuki_furu
1
有能ながらも平凡な管理職のおじさんの、秘められた過去の大冒険。記念のライターという小道具の扱いが実に素晴らしい。終盤の驚きもさることながら、最後の一行の柔らかな余韻も素敵。むしろ、幕切れを引き立てるための驚きではないだろうか。初めて読んだころに比べると、自分もオータムに近づいたと感じる。2012/07/24
まさ
1
スリル一杯のスパイもので楽しめました。ラストはびっくり!2010/11/27
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