内容説明
クリスマスを目前に控えた夜、ダン・ブレイディの家庭を超常現象が襲った。妻と二人の子供はいずこへか連れ去られ、ダン一人が瀕死の状態で取り残される。奴らは何者か。そして、なぜ？その日を境に、彼の周囲を次次と奇怪な現象が襲いはじめた…。彼の人生は変わった。闇に蠢く邪教集団を相手に、ただ一人、身を挺して戦いを挑む男―ナイトハンター。世界幻想文学大賞受賞作家がいまひとつの名で描くサイキック・ホラー第１弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nizi
3
各ノベルスのレーベルで菊地秀行、夢枕獏が暴れていたころに創元が出した、そっち系の本。そして解説文も夢枕だった。内容はまあ普通。2024/10/15
たいへー
2
イギリス国防省で超心理学の研究をするダンを得体の知れない〝何か〟が襲う。妻と子供が連れ去られ、瀕死の重傷を負ったダン。絶望に打ちひしがれる中、古代の魔術を操る秘密結社の存在が浮かび上がり、ダンはひとり強大な敵を相手に戦いを挑んでゆくー。面白そうな要素は多いのに、いまいち微妙な作品。サイキック・ホラーと銘打ってはいるものの展開がかなり地味。むしろ本編よりも各巻の解説をしているメンバーが凄い。1巻の夢枕獏、2巻は菊地秀行、3巻友成純一、4巻朝松健、5巻竹河聖と当時の伝奇ホラー界を代表する錚々たる顔ぶれなのだ。2020/06/14
高嶋ぽんず
0
オカルト＋推理？ 違うなぁ。ハードボイルドもの。事情により手放してしま（略）。かなり話はスローテンポで、読み手も選ぶが、はまると抜け出せない面白さ。魔術についての描写が実に丁寧で、さらに話もいい。ただ、かなり受け手を選んでしまうのは、海外の小説だからだろうか。一巻では、主人公が家族をさらわれ、ばらばらにされてしまい、彼らを探し、本格的に行動を起こすまでが語られている。絶版なのが惜しいが、何年も昔に出版されたので当たり前か。
matsu0310
0
☆う～ん、次を読む気力がわかないなぁ。一番興味深かった箇所は「あとがき」で、漠が毎度おなじみのワンパターンだったトコだな（他人のでも同じなのね）2010/09/24
