創元SF文庫<br> シリコンバレーのドローン海賊―人新世SF傑作選

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創元SF文庫
シリコンバレーのドローン海賊―人新世SF傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488791025
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

人新世(じんしんせい)
人類の活動が地球環境に
顕著な影響を及ぼす時代のこと。
グレッグ・イーガンら気鋭の作家が
激変する未来を予見する

人新世、それは人間の活動が地球環境そのものに多大な影響を与える時代。パンデミック、世界的な経済格差、人権問題、資源問題、そして環境破壊や気候変動問題……未来が破滅的に思えるときこそ、サイエンス・フィクションというツールの出番だ。不透明な未来を見通し、希望をもたらすにはどうしたらよいか、グレッグ・イーガンを始めとする気鋭の作家たちが探ってゆく。

内容説明

人新世とは「人間の活動が地球環境に影響を及ぼし、それが明確な地質年代を構成していると考えられる時代」、すなわちまさに現代のことである。パンデミック、世界的経済格差、人権問題、資源問題、そして環境破壊や気候変動問題…未来が破滅的に思えるときこそ、SFというツールの出番だ。グレッグ・イーガンら気鋭の作家たちによる、不透明な未来を見通すためのアンソロジー。

著者等紹介

ストラーン,ジョナサン[ストラーン,ジョナサン] [Strahan,Jonathan]
1964年北アイルランド生まれ、オーストラリア在住。90年にSF/FT専門誌Eidolonを創刊、99年まで共同経営者・共同編集人を務めた。フリーランスの編集者・アンソロジストとして活躍し、2010年には編集者としての活動が評価されて世界幻想文学大賞の特別賞を受賞している。また、同年からゲイリー・K・ウルフと共同で制作しているポッドキャストCoode Street Podcastは、2021年ヒューゴー賞ファンキャスト部門を受賞するなど高い評価を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

塩崎ツトム

27
人新世の時代、環境はさらに悪化し、格差は開き、自然災害は下の人間にばかり大ダメージを与える。そんな中にオルタナティブ社会が求められる物語が多いが、それは過渡期にだけ現れる、一種の災害ユートピアにすぎないのではないか?1984年にアップル社は業界の帝王IBMを揶揄するCMをリドリー・スコットに撮らせたが、今では同社が世界帝国を築いている。人新世では様々な名の「革命」が起こるが、それは失敗国家にあるような資源の占有者の単なる交代に終わるのではないか?2024/10/16

宇宙猫

21
★★崩壊した未来を使って社会に対する批判を描く短編集。それを知って読めば面白かったかも。 シリコンバレーのドローン海賊/メグ・エリソン3 エグザイル・パークのどん底暮らし/テイド・トンプソン3 未来のある日、西部で/ダリル・グレゴリイ4 クライシス・アクターズ/グレッグ・イーガン2 潮のさすとき/サラ・ゲイリー1 お月さまをきみに/ジャスティナ・ロブソン5 菌の歌/陳楸帆(チエン・チウフアン) 〈軍団(レギオン)〉/マルカ・オールダー1 渡し守/サード・Z・フセイン2 嵐のあと/ジェイムズ・ブラッドレー12025/03/18

本の蟲

19
東京創元社のテーマ別アンソロ。刊行ペース早すぎて今後は積んでおこうか迷っていたところに、今回のお題「新人世」。要するに現代のことだが、内容は今よりも半歩だけ先の未来。こんなん読むっきゃねー! 全くの別世界、別宇宙、遠未来モノも大好きだが、地続きの未来を先取りできるのもSFの醍醐味。気候変動や諸々の社会問題。新技術の普及。見知った技術の応用・新しい使い方。損得で読むわけではないが、こういった藤井大洋系の地に足ついたSFは、ビジネスマンの間で流行ってもいいと思う2024/06/05

もち

14
「世界が忘れてしまった物語がはじまった」◆国土で唯一、電子ネットワークを実装していない山村を訪れた女性技術者。交渉、説得に手筈を尽くすが村の選択は覆らない。そんな中、歌い手の娘が提案した儀式により、救済の「網」が顕現する。(『菌の歌』)■環境SFアンソロジー。プラごみ島の福音と陰謀、三者の視点が収斂する山林火災、ヴァイキング船と月が結び付く破滅ものなど、緩いテーマだからこそ未曾有のバラエティを擁する。SF要素が問題を鋭利に切り取る、ショートだが奥行き深いハイレベルな短編集。2024/05/16

月をみるもの

14
イーガンが読みたくて買った。冒頭の、陰謀論にハマってしまった父親とのやりとりから終わりまで一気に読ませる。さすがである。2024/05/14

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