出版社内容情報
ついに彼女たちは9月1日を迎えた――
傑作アニメ『ゼーガペイン』のその後を描く、
完全オリジナルハードSF長編
『ゼーガペインSTA』公式スピンオフ
5か月間のループを脱し、9月1日を迎えた舞浜南高校。だが、まだループ期間は延長されたに過ぎない。つかのまの訪れた平和の中、「いつもどおり」を演じる守凪了子たちに、ふたたび危機が訪れようとしていた――ゼロ年代最高の本格SFアニメ『ゼーガペイン』のその後を壮大なスケールで描く、公式アナザーストーリー!
内容説明
9月1日。ついに新学期を迎えた舞浜南高校。1年生の守凪了子は、謎めいた転校生・ツクルナたちとともに演劇の練習をはじめる。深まりゆく秋の空気のなか、「いつも通り」の学園生活を演じる了子たち。だが宇宙規模での破滅の危機は、もうすぐそこにまで迫っていて―傑作SFアニメ『ゼーガペイン』のその後の世界を、独自の着想と圧倒的スケールで描く完全オリジナル長編。
著者等紹介
高島雄哉[タカシマユウヤ]
1977年山口県生まれ。東京大学理学部卒、東京藝術大学美術学部卒。2014年、「ランドスケープと夏の定理」で第5回創元SF短編賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほたる
13
そして迎えた9月1日。世界はまだ不安定ながらも私たちは生きている。最終回の先のあり得るかもしれない考え方は、非常にSF濃度が高い。守凪了子自身が感じていること、それが「ゼーガペイン」へと繋がったシーンが感慨深い。消されるな、この想い。忘れるな、我が痛み。2024/08/10
本の蟲
11
現実世界の人類は死滅。自分たちの日常は量子コンピュータ内の仮想現実と人格データだった、というSFアニメ『ゼーガペイン』のスピンオフ小説。幾多の苦難を乗り越えた舞浜サーバー(アニメ本編)で、何千回もリセットしていた2022年8月を抜けて訪れた舞浜南高校の新学期だが…。「人格データは命か」みたいな議論はなし。とうに決着済でSF好きからすると周回遅れ。ただ本作はスケールが宇宙規模に膨らみ過ぎて、多少置いていかれた感あり。同作者スピンオフ1作目「エンタングル・ガール」の方がSF×学園生活を切りとった青春モノで好み2024/08/24
へ~ジック
11
これはゼーガに引導を渡す物語。これで終わり!終了!もう続編は作られません。もし作られたら僕は人間の可能性は無限大だと(ツイッター上で)大声て叫んであげるよ!これは8月のゼーガペインSTAのスピンオフだというじゃない。だとするとこのお話しで起こったことは映画でも起こるのか。一体どんなふうに表現されるのか今から楽しみだ。2024/07/31
芹沢べん
6
ゼーガペインSTA公開前日に読み終えた。 どうやらスピンオフらしいけどどこらへんまで絡むかはSTA見てみないとわからない、新作楽しみです。 守凪が最終的にとんでもないところに行ってしまった感覚になってなんだか切なく感じました。 ゼーガペイン本編の設定などから、そんな所まで世界が広がるのか、と素直に驚く。2024/08/15
monado
5
ゼーガペインSTAを先に見ていたので、そこで見えていない別物語という軽いノリで読み始めていたら、途中から三体三部作の最終版のようなとんでもないところに連れて行かれる。2024/08/20
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