出版社内容情報
SFとファンタジーの基本はセンス・オブ・ワンダーだ。そして並はずれたセンス・オブ・ワンダーを味わえるのは、超人的なヒーローが宇宙の命運をかけて銀河のかなたで恐ろしい敵と戦う物語だ(序文より)
常識を超える宇宙航行生物、謎の巨大異星構造物、銀河をまるごと吹き飛ばす規模の爆弾。ジャック・キャンベルら充実の執筆陣による、SFならではの圧倒的スケールで繰り広げられる物語18編を集めた傑作選。
内容説明
SFとファンタジーの基本はセンス・オブ・ワンダーだ。そして並はずれたセンス・オブ・ワンダーを味わえるのは、超人的なヒーローが宇宙の命運をかけて銀河のかなたで恐ろしい敵と戦う物語だ(序文より)―常識を超える宇宙航行生物、謎の巨大異星構造物、銀河を吹き飛ばす超爆弾。ジャック・キャンベルら豪華執筆陣による、SFならではの圧倒的スケールで繰り広げられる傑作選。
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COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
18
★★★ 色々な題材をテンコ盛りで面白そうなのに、そうでもない。頑張って理解しないといけなくて入り込みにくく、疲れたな。2022/09/09
もち
17
「わたしはケル。炎と灰の民。覚悟はできている」◆銀河の大国を追われた元兵士は、爆弾奪取作戦の要として呼び戻された。“輝かしき五人”に数えられるケルの女性艦長が裏切ったのだ。鍵になるのは、高度技術すら欺く擬態能力――。(『カメレオンのグローブ』)■異次元巨大生物との決戦を、日記と監視者というトリッキーな形で表現した『ノヴァ・ブレード~』に惚れ込んだ。技術者が、かつて自分で設計した難攻不落のデータベースを襲撃する『霜の巨人』もスリリングで捨てがたい。2022/06/16
Mc6ρ助
14
『「ほかのやつの偉大さなんてものには、とっくに飽き飽きしてるのさ」・・「あんたもだんだん気がつくよ。〝自分より大きもの”って大抵は、くだらない集団幻覚のたぐいか、でっかいペテンだって」(p40)』ドク・スミスあたりからSFに入った爺さまには堪らない贈り物。スペースオペラも随分と進化したもので、神やらオーバーロードやらの大盤振る舞いには苦笑いせざるを得ない部分も。2022/09/12
本の蟲
12
毎回楽しみにしている創元社のテーマ別SF。今回は「巨大宇宙SF傑作選」。惑星規模の生物や構造物、銀河を破壊する超兵器etcetc、かなり好みなので期待していたが、残念ながらいまいち。上記のド級ガジェットはあくまで背景で流され、あとがきによると、スペース・オペラ、冒険活劇を集めたというテーマ詐欺。物語もファンタジー色強めや、欧米SFコミックブックのノリで合わないものが多く、あまり楽しめなかった。テーマに対して直球のアプローチ望む2022/07/06
スターライト
9
標題作を含む18篇を収録した、J・J・アダムズによるオリジナル・アンソロジー。巨大宇宙SFというよりは、巻末解説にもある通り、現代版スペース・オペラのショーケースといった趣き。冒頭の二篇に宗教色があったが、今の日本にはタイムリーだななどと苦笑しつつ、71年デビューの古参アラン・ディーン・フォスターから2010年代デビューの新鋭がそろった布陣は強力。空間だけでなく時間的にもスケールの大きな作品もあり、ヴァラエティに富む。私的ベストはハワード「ポケットのなかの宇宙儀」。他の作品も読みたくなった作家。2022/08/08
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