創元SF文庫<br> エコープラクシア 反響動作〈上〉

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創元SF文庫
エコープラクシア 反響動作〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488746032
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

太陽系外縁で宇宙船〈テーセウス〉が異星の知性体と接触してから7年――消息を絶ったはずの同船から届いた謎の通信を巡り、地球では集合精神を構築するカルト教団、軍用ゾンビを従えた人類の亜種・吸血鬼ら、超越知性たちがそれぞれの思惑を持って動き出す。星雲賞など全世界7冠制覇『ブラインドサイト』の続編にして、自由意志と神の本質に迫る究極のハードSF。現代版『ソラリス』ともいうべき世紀の傑作、待望の邦訳!

ピーター・ワッツ[ピーター・ワッツ]

嶋田洋一[シマダヨウイチ]

内容説明

太陽系外縁で宇宙船“テーセウス”が異星知性体と接触してから7年。消息を絶ったはずの同船から届いた謎の通信を巡り、地球では集合精神を構築するカルト教団、軍用ゾンビを従えた人類の亜種・吸血鬼ら、超越知性たちが動きだす。星雲賞など全世界7冠制覇『ブラインドサイト』の続編にして、自由意志と神の本質に迫る現代の『ソラリス』というべき究極のハードSF。

著者等紹介

ワッツ,ピーター[ワッツ,ピーター] [Watts,Peter]
1958年カナダ・カルガリー生まれのSF作家、海洋生物学者。2006年発表の長編『プラインドサイト』(邦訳2013年)では、星雲賞海外長編部門ほかフランス・ロシアなど6ヶ国で7つの賞を受賞し、現代随一のハードSF作家として世界的な名声を博す。中編「島」で2010年ヒューゴー賞中編部門を、短編「遊星からの物体Xの回想」で2011年シャーリイ・ジャクスン賞短編部門を受賞

嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生まれ。静岡大学人文学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鐵太郎

18
ブラインドサイドの続編。謎の異星人の探索のため調査船<テーセウス>が発進してから14年、新たな物語はダニエル・ブリュクスの視点で語られます。両球派、ゾンビと吸血鬼、現生人類が互いに抗争する中でなにが起きたのか。新時代のハードSF、快調です。 ──ただし、前巻もそうだったがものすごく読みにくいのが残念。2020/05/30

スターライト

11
ワッツの短篇集『巨星』の前に、未読だった本作を読み始めた。前作『ブラインドサイト』の続篇なのだが、すでにおぼろげにしか覚えていない。消息を絶った宇宙船〈テーセウス〉からの通信をめぐり、両球派とゾンビを従えた吸血鬼(!)、そしてベースラインと呼ばれる現生人類の3つの勢力が争う。「信仰」をめぐるダンとウイルス神学者リーのやりとりも重要なモチーフらしい。それはともかく、読んでいてもストーリーが頭の中でとっちらかって理解しづらいところが…。2019/04/06

イツキ

11
集合精神を手に入れた教団、軍用ゾンビを従える脱走吸血鬼、そして通常人類の連合がテーセウスからの通信を求めて争うというあらすじだけ見て前作よりわかりやすいかと思っていましたが全くそんなことはないですね。前作に負けず劣らず難解な上に物語の着地点というか先が想像しづらいという点では前作以上に取っ付きづらいかもしれません。ですがそれでも面白いですしここから前作のラストにどう繋がっていくのかが気になって仕方ありません。2018/03/18

みずけろ

7
フィールドワークしてたらゾンビが襲ってきて、逃げた先では外に出してもらえなくなり、挙げ句に気付いたら地球外軌道にいて、医者じゃないっつーのに吸血鬼に手当てするよう強要される青年ダニエルがなんともカワイソオカシイ。前作のシリ同様に観察者≒傍観者として宇宙船“茨の冠"に搭乗しており、ひとまず状況観察中で、話は大きく進んではいないが、旧弊だけに一般人感覚に近しい気がして、親しみをもって読める感じ。しかし、相変わらずメチャクチャで、説明があるようでなしにぶっ飛ばし、わけわからないけど、なんか面白い。2017/08/09

chang_ume

6
傑作『ブラインドサイト』の続編。語り手が傍観者視点のためか、今ひとつ推進力に欠けるきらいも。主語が弱いというか。「ファーストコンタクト」の衝撃は前作で描いてしまっているので、今度は改めて「ポストヒューマン」をしっかり深掘りというところでしょうか。ただし、物語の散らかり具合に途中で飽きてしまったのが正直な感想(もちろんそこが本作の魅力なのでしょうが)。わりあい淡々と話は進みますが、どこかで抑揚の飛躍は用意されるのかな。薄く期待を抱きながら下巻へ。2017/08/11

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