創元SF文庫
異星人の郷〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488699017
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

14世紀のある夏の夜、ドイツの小村を異変が襲った。突如として小屋が吹き飛び火事が起きた。探索に出た神父たちは森で異形の者たちと出会う。灰色の肌、鼻も耳もない顔、バッタを思わせる細長い体。かれらは悪魔か?だが怪我を負い、壊れた乗り物を修理するこの“クリンク人”たちと村人の間に、翻訳器を介した交流が生まれる。中世に人知れず果たされたファースト・コンタクト。

著者等紹介

嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生まれ。静岡大学人文学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ntahima

41
中世ゴチック調の教会に飾られている悪魔の銅像ガーゴイルを思わす存在が教会の外壁を背に膝を抱えてうずくまっている。遠景は南ドイツの黒い森。私にとっても懐かしい風景であり、郷愁のジャケ買い!所謂ファーストコンタクト物であるが中世ドイツの片田舎の村が舞台となっている点が異色。時代設定は1348年。パラダイムは天動説であり異星人は悪魔もしくは地の果てに住む異人として認識される。宗教と哲学、自然科学が一人の人間の中で共存し得た時代。異星人の科学を中世の知識で理解しようとする神父と中世語彙を使って説明を試みる異星人。2011/10/11

翔亀

38
【コロナ14-1】これは至福の読書体験だった。舞台は1348年の西欧の農村。「ドゥームズデイ・ブック」【コロナ11】と同じだ。黒死病大流行の始まりの年だ。黒死病は西欧中世を語るに欠かせない歴史的なインパクトがあると同時に、本書のような物語を紡ぐにあたって最高のドラマを提供してくれるというわけだ。しかし本書は「ドゥームズデイ・ブック」とは違って、黒死病を主要テーマとしているわけではない。人口200人余りのドイツの小さな農村、小さな城と教会と荘園がある小宇宙。領主と騎士と司祭と農奴が織りなすゆったりと↓2020/05/30

キキハル

30
14世紀、ドイツの小さな村に異星人が不時着した。これは村人や教会の司祭、そしてクレンク人とのファーストコンタクトの物語。一方、統計歴史学者のトムと宇宙物理学者のシャロンを現代パートに置き、村が消滅した理由を解明させようとしている。記憶や資料や蔵書が時に埋もれた中から、微かな断片を拾い上げ考察を重ねていく。次第に村とその異変の様子が明らかになっていく。中世のパートでは叙事詩を読んでいる気分だし、現代部分では理論の応酬が少々難解。だが本を置くことができない面白さが確かにある。それが何なのか。引き続き下巻へ。2011/02/19

miroku

29
歴史から消えた村・上ホッホ・ヴァルト。そこで出会った異星人と神父の交流が興味深い。2017/06/11

日向とわ

26
消えた村の秘密を解き明かす現在パートと中世ドイツでの悪魔の容貌の異星人クレンク人とファーストコンタクトが交互に描かれている。異星人との接触から話が俄然面白くなります。クレンク人がデェートリヒ神父のキリスト教の教えを文字通り受け止め、(天)へ帰れると信じるところとか良いですね。下巻にいきます2011/08/06

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