出版社内容情報
イワンが結婚したテユは、商売敵に商館を乗っ取られたジャクソン統一惑星の大豪の娘だった。花嫁を連れてバラヤーに帰還したイワン。だが、ほっとしたのも束の間、商館の乗っ取りののち生死不明になっていたテユの家族が、いきなりバラヤーに現れたのだ。もちろんテユは大喜び。しかしイワンの心境はは複雑だった。一方テユの家族は、失った商館を取り戻すために、バラヤーを巻きこむある計画をあたためていた。好評シリーズ最新刊。訳者あとがき=小木曽絢子
内容説明
イワンが結婚したテユは、商売敵に商館を乗っ取られたジャクソン統一惑星の大豪の娘だった。花嫁とバラヤーに帰還したイワン。だがほっとしたのも束の間、生死不明だったテユの家族が、いきなりバラヤーに現れたのだ。テユは大喜びだが、イワンの心境は複雑だった。一方テユの家族は、失った商館を取り戻すため、バラヤーを巻きこむある計画を温めていた…。
著者等紹介
ビジョルド,ロイス・マクマスター[ビジョルド,ロイスマクマスター] [Bujold,Lois McMaster]
1949年、アメリカ生まれ。86年に『名誉のかけら』でデビューしたのち、わずか数年でヒューゴー賞、ネビュラ賞を次々と受賞、一躍その地位を確固たるものにした
小木曽絢子[オギソアヤコ]
東京女子大学文学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sin
65
家族勢揃いの思わぬ展開に加えて、一家の企む宝探し、家族の計画に振り回されるイワンとテユ、出来すぎと言って良いぐらいに巻き起こる困難を乗り越えてゴール目指して突き進む恋心…これってハーレークイン?シリーズ番外編とも言える本作では、物語全体の背景となる歴史的な出来事や重要な絡みを持つ家系など作品中で解説があってシリーズの世界観を知らしめている。2017/02/04
くりり
53
あのイワンがしっかり活躍、アルクワ家の画策は拍子抜けだったが、沈みゆく機密保安庁には笑える。2019/07/30
夜の女王
26
☆☆☆☆ 穴掘ってる時から予想はしてたけど、案の定トンネルに閉じ込められてしまったイワンたち。トラウマがある割には理性的な行動で見直した。アルクワ一家の陰謀も意外と単純で拍子抜け、敵も間抜け、トンネルからの救出も問題なく・・・が、その後がお笑いだった!沈んでいく機密保安庁はアニメにしたいシーン。イワンが主人公だと、トラブルも軽くてコメディタッチになるようだ。とってもよく出来たラブコメSFだった2015/12/19
鐵太郎
21
成り行きで結婚しちゃったけど、そばにいればいるほどその気になっていく、というパターンはラブコメの王道かな?(笑) しかしイワンは、マヌケといわれようが何だろうが、バラヤーの皇帝の家系に連なる厳しい訓練を受けた軍人。彼女はすべてを取引と駈け引きで考えるジャクソン人の一人で、大豪と呼ばれる豪商・名門の一員。本人たちの思いはともかく、陰謀はどんどん進行します。その陰謀がいささかコミカルな結末になったのは、ビジョルドの優れたユーモア感覚によるものか。予定調和の終幕かも知れないけれど、そこに至る経緯は楽しめました。2015/09/25
詩歌
16
イワンに思いがけない能力があったんだねー 菓子パンというとアンパン思い浮かべるけど、違うよね?2016/01/13
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