出版社内容情報
惑星コマールのミラー衛星に貨物船が衝突。調査に来た皇帝直属聴聞卿のひとり、マイルズ・ヴォルコシガンのミューティーのような姿がエカテリンを驚かせた。大人気シリーズ。
内容説明
惑星コマールのミラー衛星に貨物船が衝突、七個の衛星のうち三つを破壊してしまった。破壊工作だとしたら、いったい何のために？地球化事業省に勤務する夫をもつエカテリンは、調査のためにバラヤーからきた皇帝直属聴聞卿の伯父の同僚を見て仰天した。九歳の息子と同じほどの身長。前摂政の世継ぎだというマイルズ・ヴォルコシガンはミューティーなのか。人気シリーズ最新刊。
著者等紹介
小木曽絢子［オギソアヤコ］
東京女子大学文学部英米文学科卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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本の蟲
13
〈ヴォルコシガン・サガ〉邦訳第8作。すぐ入手できなかった前作「メモリー」を不本意ながら飛ばしての読了。傭兵艦隊提督を辞して、皇帝直属の聴聞卿という役職に就いたマイルズ。時系列順とは限らないシリーズだけど、そのあたり前作で書かれているはずなので、順に読めなかったのは痛い。（公式には）初仕事になる本作は、バラヤーにとって因縁深いコマールにおける調査。貨物船が、日照補完のためのミラー衛星に衝突したのは事故か事件か。後遺症に苦しみ、未だ立ち位置がつかめないマイルズが、読者にとっても共感を呼ぶ（続2020/11/03
くりり
10
本当に久しぶりのマイルズ、これを読んだら次は何時になることかと思い、なかなか読めなかったが、やっと上巻 あぁやっぱりマイルズだー!(^^)!2013/02/06
しまっち。
9
早く幸せなマイルズ君を見たくて急いで読む。エカテリン視点で語られるマイルズには戸惑いつつもなんだか新鮮。でもエカテリンのマイルズの印象は悪くないようだ。マイルズも今までの好みとちょっと違うタイプのエカテリンに惹かれてしまう、これはいよいよ本物だね。下巻が楽しみである。2017/05/31
更紗姫
9
前作『メモリー』下巻、カバーに描かれた２人の女性が誰だかわからない。イリヤンに関係ある人？アリス伯母さん、それとも未来の皇后ライザ？だけど、本作に登場するのはエカテリン“だけ“なので、ずずいっと観察させてもらいますよ。マイルズったら、背が高い方がいいだの何だの言ってたけど、結局は母性豊かな癒し系に転んじゃったじゃない。でも本当、いい人だよね、エカテリン。彼女なら、マイルズのお守りも出来るかな～？頼んでもいいかしら、苦労するのは自明なのに。2014/01/07
Ribes triste
8
余りにエカテリンが不憫で、読んでるこっちが辛くなる。マイルズ君、頑張るのだ！2015/12/28
