内容説明
諸国林立する〈百王国時代〉のアストゥリアス王国。戦略的才能を買われ、若くして王の旗手となった男、バード。王女との婚約さえ果たし、彼の未来は約束されたかに見えた。だがこのとき、この戦乱の歴史に奔弄される自らの運命を、バードは知るよしもなかった…。のちに“ギルガードの狼”と呼ばれ、王国の歴史を変えた男の若き日々を描く雄編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
7
オーラート・ハスターの支持により擁立されたフェリックス王のもとで低地の覇権を得たハスター家の物語はストームクイーンで語られます。その後約百年経過して、長命だったフェリックス王の後継者の座をめぐりハスター戦争と呼ばれる争いが勃発した様子は、ホークミストレスで描かれます。 それからさらに半世紀、貴族たちはそれぞれ容骨粉、粘着炎などの究極のララン兵器を使って覇を唱えようとし、百王国と呼ばれる群雄割拠の戦国時代に突入したのでした。この時代を背景にして、この物語は始まります。2011/08/28
ホレイシア
3
「塔の監視者」。思い出し始めると次々よみがえってくる記憶。2008/01/05
abk1
1
恐ろしく読む自分の気持ちを苛立たせる主人公、、、。2019/08/24
でんか
0
蔵書整理で再読中。けっこう乱暴な主人公。彼の心の中の声が、おっさんじみてていてなんかいやだ…。2017/10/20
冬至楼均
0
ここまで自己中心的な共感出来ない主人公も初めて。環境と能力に振り回されているとは言え…。2013/01/25