内容説明
都市の名はナラベドラ。ふたつの太陽に照らされた、虹色の塔がそびえる街。機械文明を放棄し、魔法と呼ばれる技術大系が律するこの世界で、権力者たちは突然変異で生まれるドリーマーという名の超能力者の力を利用することで階級を保っていた。しかしいま、そのバランスが崩れかけようとしている。事件の中心にはエイドリックという謎の男がいた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七色一味
12
読破。ダーコーヴァ年代記の外伝ということですが、特に本編との関連はなし。宗教的背景が似ている別の惑星のお話。ただ、パターン的には似ていたりするんですよね。2015/05/04
鐵太郎
8
「スター・キング」(E・ハミルトン)に出だしが似ていました。遠い世界から呼ばれて、精神だけがそこに飛ぶという。しかしあの話のように、ひと活躍のあとで元の世界に戻るという展開にはならず、元の世界の弟はまるっきり無視され、主人公は新世界でめでたしめでたし。なるほど、こういう展開もありか。あまり共感がもてない話でしたけど、シリーズものにはいろいろな話がありますね。 とはいえこれは、ダーコーヴァものへの習作と考えた方がよさそう。2009/06/12
でんか
3
蔵書整理で再読中。直接ダーコーヴァには関係ない外伝っす。一応、共通する神様的なところで、シリーズになったんだとか。2017/10/20
Dちょ
1
番外編だけ有ってダーコーヴァのようでなんか違和感がある世界だった。いつもと違うのね。2010/12/15