内容説明
月周回軌道上の宇宙工場で作ったケーブルは、日本と韓国を結ぶ橋の建設になくてはならない物だった。このケーブルを落札したのは日本の大山建設だったが、入札に負けたブラジルの会社は、月から地球にケーブルを運ぶスペース・シャトルを襲って大山建設を窮地に陥れ、一挙に合併吸収に持ち込もうと画策した。スペースシャトル同士の息詰まる戦い!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
7
テザー推進など、SFネタの小技が素敵。そのほかの舞台背景にしても、お話としては、実はもっと大きい話にできたと思うんですよ。ところが小さくまとめていますね。これがよい効果となったのかどうか、読み終えて疑問がもやもやします。むう、ニーヴンだとこうなるのかなぁ、などと考えてしまった。2009/03/08
今江@神奈川
1
物理法則で危機を脱するあたりはニーブンのアイデアなんだろうな。訳はちょっと酷い。質量動輪がマスドライバーと気づくまでちょっとかかった。2012/04/07
FaianchCha
1
運動物理学がメインのハードSFです。 しかし読めば納得のタイトルなのだが、もうちょっと何とかならなかったのか。2011/07/20
いちはじめ
1
航空パニック物のSF版のような小説。テロでエンジンを爆破されたスペースシャトルが敵のシャトルから逃れられるかというサスペンスがキモ。危機を脱するためのアイデアがうまい。2004/05/13
赤井流久
0
☆☆☆2013/01/13
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