内容説明
惑星フォルゴーンの有力者、カルダー家の令嬢デライの護衛として雇われたデュマレスト。カルダー家では家長の座を巡って、サイクランと呼ばれる巨大勢力も介入した対立抗争が続いており、超能力を持つデライは重要な切り札だった。デュマレストが命を賭して暗殺の魔手から彼女を護りつづけるなか、いつしかデライは彼に淡い恋心を抱くようになる。デュマレスト・サーガ第2弾。
著者等紹介
大西憲[オオニシアキラ]
1951年生まれ。信州大学理学部物理学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鐵太郎
11
デュマレスト・サーガ第2巻。今回もデュマレストの「正義のアウトロー」的な人格に磨きがかかり、タフでニヒルでクールながら情に篤く、友となったものを裏切らない男らしさがみえてきます。今回は彼のために命を投げ出す友も現れるほど。とはいえ、こういうタイプのヒーローは恋しちゃ駄目だよ。愛し愛される相手を見つけちゃ駄目だよ。ほら、ああいう別れになるじゃないか・・・(涙)2021/11/29
k16
7
デュマレスト・サーガ2作目。 惑星ハイヴ名家でのお家騒動に捲き込まれるの巻。 そしてテレパス少女デライとの恋物語。 タイトルのフォルゴーンは後半でやっとたどり着く。2020/03/18
kagetrasama-aoi(葵・橘)
3
デュマレスト・サーガの第2巻。この巻で積極的にアールがサイクランと敵対する理由が出来ました。前作ではサイクランが地球の情報を持っているらしいということと、アールは感情の無いサイバーがどうも好きではないらしいって感じの書かれかたでしたが。題名のフォルゴーンがなかなか登場せずに、今作のヒロイン、デライの故郷の星、ハイヴが主な舞台でした。このハイヴという惑星の風俗が興趣深く描かれています。そしてデライ……2作目にして屈指のヒロインですよねぇ(涙)。2016/09/27
ニミッツクラス
3
デュマレストの2作目で、06年の新装8版を読んだ。カバーはフォルゴーン(たぶん)と惑星ハイブのカルダー家の娘デライ。妙齢の娘さんが何故マッパなのかは読んでのお楽しみ(と言うかしんみり)。原題は“デライ”で、邦題の都合の惑星が出てくるまで159頁も引っ張っている。208頁に主人公アールのイラストが載っている。ナイスガイ一人に女性二人の構図は冒険譚の定番だが、あっさりスルーできるところが“地球への期待”を膨らませる。デライはテレパスよりもエンパスに近くて、そんな人生は送りたくないなと思う。では次。★★★★☆☆2013/05/04
いちみ
3
シリーズ屈指のロマンティック・エピソード。 そらまめの皮を剥くたびに、この話を思い出すw
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