内容説明
異星人たちは地球各所に進攻し、形勢をかためつつあった。さらに、地球に最大級の打撃を与えんと、軌道上より落下させられる大隕石…。だが、全面降伏を勧告されながらも、人類は総力をあげて迎撃用兵器の建造を急いでいた。その名も〈大天使〉―人類最後の希望であった。はたして人類は、この史上最大の戦いに勝利をおさめることができるか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
21
エイリアン(子象型)の地球侵略。宇宙船は超巨大デススター。あれやこれやのSF作品小ネタ満載。どこかユーモラスだが本格派。いやはや、やられた!2017/05/11
臓物ちゃん
7
ゾウ型宇宙人の遊星爆弾に為す術もなく蹂躪される地球、だが人類は密かに反撃の宇宙船を建造していた!戦艦の大砲を搭載した原爆推進式宇宙船〈ミカエル〉が中性子爆弾レーザーで星辰を穿つ!宇宙人との思考の差異も丁寧に描きながらも後半からオタクの夢てんこ盛りのバトルシップみたいな展開になる怒濤の本格宇宙侵略SF、ここに完結。ハァ〜面白かった!ミカエルが敵母線に近づく僅かな隙をつくるために命捨てて特攻するスペースシャトルに泣かない奴はいねぇよ!でも「レーザー兵器用にもっと原発作っときゃよかった!」にはワロタ。オススメ。2021/02/23
SINKEN
5
【総評】★★☆☆☆【感想】長かった。前半は頑張って読み進めたものの。後半は流し読み。話の内容としては結構面白い部類なのだけど、もう少しテンポよく話が進んでいくと読み易かったかな。地球侵略に来た異星人にも異なる部族がいて、その構成なんかもちょっとわかり辛かった。シリアスな話なんだけど、異星人の容姿が少し滑稽でなんか微妙な雰囲気に。時間があったらゆっくり再読したい。2021/04/23
Kenny00h
2
いやー、面白かったすな。インターネットが無い1980年代の話しなんで、EMPで通信網が壊滅するとか、今となっては古臭い感じがするところもあるけれど、オライオンはもともと古いせいか、今でも新鮮ですな。大気圏内で核爆発させるなんて政治的に正しくない宇宙船はこれ以降お目にかからないけれど、いやぁ、迫力ありますなぁ。グワン!グワン!と。いや、しかし、ドカン、ドカンでよけりゃ火薬を使ったオライオンの実験はYouTubeで見ることができるくらい、世の中は変わりましたなー。2015/04/02
やぶやぶ
1
★4