創元SF文庫<br> シナバー―辰砂都市

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創元SF文庫
シナバー―辰砂都市

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488626112
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ようこそ、美しき退廃の市へ――
J・G・バラードの記念碑的名作に捧げられた、
70年代が生んだ幻の都市SF、ついに邦訳!

砂漠の果て、大海をのぞむ崖の上に、遠未来都市〈シナバー〉は忽然と姿をあらわす。機械知性によるゆきとどいた管理と、抗老化処置が約束する永遠の生命。満ち足りていたはずの都市生活はしかし、メランコリアと退廃に蝕まれてゆき──バラードの名作〈ヴァーミリオン・サンズ〉の影響のもと、ネビュラ賞作家ブライアントが情感ゆたかに描きだした、幻のSF連作がついに邦訳! 著者序文=エドワード・ブライアント/解説=大野万紀


【目次】

内容説明

砂漠の果て、大海をのぞむ崖の上に、遠未来都市〈シナバー〉は忽然と姿をあらわす。機械知性によるゆきとどいた管理と、抗老化処置が約束する永遠の生命。満ち足りていたはずの都市生活はしかし、メランコリアと退廃に蝕まれてゆき―バラードの名作〈ヴァーミリオン・サンズ〉の影響のもと、ネビュラ賞作家ブライアントが情感ゆたかに描きだした、幻のSF連作がついに邦訳!

著者等紹介

市田泉[イチダイヅミ]
1966年生まれ、お茶の水女子大学文教育学部卒。英米文学翻訳家

ブライアント,エドワード[ブライアント,エドワード] [Bryant,Edward]
1945年ニューヨーク州生まれ。68年にワイオミング大学で修士号を取得。クラリオン・ワークショップに参加する。79年に「石」が、その翌年に「ジャイ‐アント」がネビュラ賞短編部門を受賞。詩的かつ印象的な短編の名手として知られ、ほかに詩、ノンフィクション、批評、評論も執筆する。2017年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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スターライト

7
『シナバー』はLDGと呼ばれたグループの一人、エドワード・ブライアントによる連作短篇集。本人も述懐している通り、バラードの〈ヴァーミリオン・サンズ〉に触発されて書かれたもの。シナバーへ至る道に現れた男カフターの話「シナバーへの道」を劈頭に、シナバーの終焉を描く「ブレイン・ターミナル」までシナバーに住む人々の物語が紡がれる。巻末解説にあるとおり、コードウェイナー・スミスの影響は確実にあるだろう。望めば不死も得られ、形態も自由に変えられる退廃感漂うこの都市は、70年代の時代の空気を見事に表現している。2025/08/03

rinakko

6
〈ヴァーミリオン・サンズ〉からインスピレーションを受けた作品なんて、読まずにはいられない。つい期待した “あの世界と地続き” のような内容ではなかったけれど、70年代頃のSFの懐かしい雰囲気は楽しめた。2025/08/04

迦陵頻之急

0
遥か昔「ヴァーミリオン・サンズ」の巻末解説で存在を知った本作、刊行後半世紀を経てようやく邦訳。バラードのパスティッシュでも二次創作でもないので、原典の作風とは全く別物。情景描写やSFガジェットが心象の表出となっているバラードに対し、こちらは普通にSF、というか生活に余裕ある市民達の日常的な享楽生活を描いた、現代の一般小説に近い味わい。未来都市の終末を描く構想の遠大さに比して、作品の感触がどこか逃避的でミニマルな印象なのは、そういう作家世代なのか。保守反動によるジェンダーフリー攻撃を描いた一編は預言的。2025/08/17

はみ餅

0
ひょっとして連作だから時間が経つにつれて著者の都市に対するイメージが変わってきてる?1話目はパステル都市みたいな土人がひしめくオアシス都市っぽい感じだったのに、2話目からは普通に未来都市の話になってるし。最終話は全然ノリが違うし。1話目が1番好き。2025/08/01

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