感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
137
前半は延々と続く洞窟の中の探索行。暗闇ばかりを黙々と進む3人の男たち。冒険行としてはこれほど地味な物はないが、それが実に面白い。詳細な描写が素晴らしい。時刻、日付、気圧、気温、方角、高度、距離を都度正確に描写する。そして正しい道を歩いているか否かを地層の地歴を見ながら判断する。あたかも作者自身が鉱物学者であるかのような精緻ぶりだ。そして後半迎えるスペクタクルはサービス旺盛。本書に収められた学術的内容の豊富さと読者を飽きさせない物語展開には目を見張るものがある。今なお読んでも決して退屈しない1冊だろう。2017/05/14
のりすけたろう
39
ちょっと元気が出ない日々だったので、ワクワクな冒険物を選んでみました\(//∇//)\✨ワクワク楽しんだのですが、常に帰りはどうするんだ⁉️と気になって仕方なかったです(´∀`*)笑 海底二万里も読んでみたいです🌟2021/07/28
林 一歩
38
小学生の頃に児童版を読んで以来の再読。大まかなあらすじは覚えていましたが、35年前に感じた興奮が再現されるとは思ってなかった。息子に勧めようと思う。2015/08/29
みうか
36
センター・オブ・ジ・アースの名で広く知られる本作。全編を通してロマン溢れる空想科学小説でした。宇宙を駆け巡る話しが山ほどある中で地球の核へ近づく冒険物はとても新鮮で、同時に閉塞感や緊張感も漂う。地質学や生物学など学術的論争の上に、突拍子もないファンタジーがトッピングされていて、終始ワクワクした!語り手アクセルの回想として話しは進み、猪突猛進の変人リデンブロック教授と、寡黙で頼もしい案内人のハンスとの長い長い旅を垣間見る事が出来る。一進一退の旅路に焦らされる面もあったが、3人の大冒険をもっと見ていたかった!2017/02/10
きのこ
24
ガーディアン必読35/1000 子供だけじゃなく大人も十分に楽しめる冒険小説。地理地形、地質、古生物学や、地下の高圧や高熱の描写なぞはワクワクしました。CATVで映画を撮ってあるから見比べないと。2017/03/21
-
- 和書
- 力学入門