創元SF文庫<br> ファースト・レンズマン―レンズマン・シリーズ〈5〉

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創元SF文庫
ファースト・レンズマン―レンズマン・シリーズ〈5〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 462p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488603205
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

恒星間航行が可能になるとともに犯罪の規模も拡大の一途をたどった。これに対処するため、太陽系評議会議長ヴァージル・サムズと公安委員長ロデリック・キニスンは三惑星連合部隊を再編し、銀河パトロール隊の創設を企図する。そして謎の惑星アリシアへ赴いたサムズは人知を超えた働きをもつレンズを授かった。人類初のレンズマンの誕生である。黎明期パトロール隊を危機が襲う。

著者等紹介

小隅黎[コズミレイ]
1926年金沢生まれ。1950年東京工業大学卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kagetrasama-aoi(葵・橘)

17
レンズマン・シリーズの第五作目。一巻より時代を遡ってタイトルが示す初めてのレンズマンとなった、ヴァージル・サムスとその親友ロデリック・キニスンの物語。ちなみにヴァージルはクリスの、ロデリックは(名字が示すように)キムのご先祖さまです。ロデリックからキムの間に何代の世代交代があったのか気になるところです。ドク・スミスの頭の中では今(2000年代初め)はどんな社会だったんでしょうか?ヴァージ&ロッドにより銀河パトロール隊が創設される過程が描かれていますが、わかっていてもドキドキでした。2019/07/30

白義

9
レンズマンによる銀河パトロール隊結成への経緯を明かした物語であり、本編ほどド派手な飛躍はなく、レンズより始まる長い歴史の土台を築く組織作りの物語として全く違う魅力がある。しかしドク・スミスの壮大さを恐れない筆致はこの巻でも存分に発揮され、さらに宇宙時代にあえて北アメリカをメインの舞台にしていることもあり、著者の自由、福祉、公平への強い理想がダイレクトに表れたスーパーUSA小説。アリシア人とエッドア人の対立も善悪というより自由な福祉と縦型の権力との対決という構図が明確化されていてそこに時代の反映もあるだろう2018/01/13

鐵太郎

8
バージル・サムス。赤褐色の髪の、不屈の闘士。太陽系評議会議長。そしてロデリック・“ロッド・ザ・ロック”・キニスン。敵に回したら怖い、岩の男。公安委員長。この二人が、銀河パトロール隊の萌芽となる太陽系警察機構内のレンズマン捜査官導入を決定し、その後の歴史を作ります。彼の元に集まるたくさんの男たちの中で、お気に入りはやっぱりコンウェイ・“スパッド”・コスティガンかな。 2005/10/26

冬至楼均

1
過去編。まえがきで紹介されていた黎明期が詳細に語られます。まあファースト○○って、○○が人気が出てから書かれることが多いから。それにしても”第三次世界大戦”の後のはずなのに地球の政治的中心がまだ北米なのが不思議。核戦争で真っ先にやられてそうなのにね。(時代的に核戦争の被害がまだ低く見積もられているのかな)2012/09/26

So-Q

1
1巻が売ってなかったので、とりあえずこの巻を買って読んだ。これは俺もレンズマンを目指さねばなるまいと思った。2010/12/21

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