創元SF文庫
火星のプリンセス―合本版・火星シリーズ〈第1集〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 829p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488601393
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

南軍の騎兵隊大尉ジョン・カーターは、ある夜アリゾナの洞窟から忽然として火星に飛来した。時まさに火星は乱世戦国、四本腕の獰猛な緑色人、地球人そっくりの美しい赤色人などが、それぞれ皇帝を戴いて戦争に明け暮れていた。快男子カーターは、縦横無尽の大活躍のはて、絶世の美女デジャー・ソリスと結ばれるが、そのとき火星は…。SF史上不朽の傑作を全4集の合本版で贈る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

59
(実際に読んだのは図書館の電子書籍)別世界への転移とその地での立身出世と華々しい恋愛、とSFの王道を行くスペースオペラの古典名作。今ではもう使い古された感のあるこのパターンも、100年は斬新だったのだろう。2018/02/18

白義

15
この100年前の超級SFファンタジーの持っている面白さはいわゆる現代のなろう系と呼ばれる小説群と同質である。火星という宇宙ではあるものの実質死を経ての異世界への転移、重力の軽さという環境を活かしての無双──義侠心溢れる主人公ジョン・カーターが火星には元来根付いていなかった優しき心とその圧倒的実力を持ってして、野蛮と迷信に支配される火星人達から信頼を得ていくというストーリーラインの気持ちよさはまさしく現代でいうなろう系。しかしその想像力の荒唐無稽さと説得力はぶっちぎり、なろう系の始祖にして史上最強のシリーズ2018/01/06

永田 誠治

11
なんとなく借りたハリウッド映画『ジョン・カーター』が思いのほか面白くて、思わず図書館に行って原作本を借りて来てしまった。本作はシリーズ合本版ということで、第1作の『火星のプリンセス』のみの読了ですが、よく考えたらこれ100年前のSF小説。きっと当時では映像化不可能…って映像化することすら誰も考えなかったのでしょうけど、今この時代になってやっとその創造力に追いついたんだな、と再認識。古き良きSFらしく挿絵やカバーイラストに胸キュン。機会があれば続編も読むつもりだが、出来れば映画で観たい(笑)2013/06/09

kagetrasama-aoi(葵・橘)

9
せっかくなので、合本版でも登録。武部本一郎先生の表紙絵がなんともお美しい!旧版のあと二作の表紙絵と、当時は存在したカラー・イラストが収録されているのも嬉しいです。巻末の厚木淳先生の解説も熱くて読み応え充分です。2018/07/30

ととろ

8
やっと読めた~!三冊合本はきつかった。小学生の時に夢中で読んで、30年ぶりのあこがれのジョン・カーター様との再会。とても勇ましい正義の男なんだけど、ディズニーにしてみれば、今の時代に、愛する王女と名誉のために躊躇なく(時に嬉々として)敵の心臓をブスリブスリ、滅多切りにして死体の山を作るようなキャラは受け入れられなかったんでしょうねえ。映画も見に行きましたが、カーターは戦争嫌いに変わっていましたし(真逆ですね)、デジャー・ソリスも剣持って戦うし(笑)この本は昔と同じ絵で、とても嬉しかったです^^2012/04/28

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