創元推理文庫<br> バビロンの吸血鬼―戦前日本モダンホラー傑作選

個数:
電子版価格
¥1,400
  • 電子版あり

創元推理文庫
バビロンの吸血鬼―戦前日本モダンホラー傑作選

  • ウェブストアに74冊在庫がございます。(2025年06月12日 17時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488595036
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

昭和初期――
人々が新奇な刺激と快楽を追い求めた時代
犯罪実話雑誌から少年誌まで、
〈新青年〉誌以外から精選した21編
全編に詳細な解説を付す

「大正末期から昭和十年代半ばにかけての十数年間は都市部を中心に「昭和モダン」と呼ばれるスマートで軽快な大衆文化が栄え、人々がこぞって新奇な刺激と快楽を追い求めた時代であった。同時にこの時代は生活様式の変化にともなって昔ながらの怪談とは趣きを異にする新しいスタイルの怪奇小説が生まれ、興隆した時代でもある。これら怪奇小説のニューウェーブを本書では「昭和モダンホラー」と呼ぶことにする。昭和モダン時代のホラー小説という意味だ。」(序文より)。
この時代の研究者としては第一人者とされる編者が、選びに選びぬいた21編。とくにこうした分野では専門誌とされる〈新靑年〉掲載の作品以外のものを編纂した。

■目次
序文 恐怖が娯楽だった時代 会津信吾

高田義一郎「疾病(しつぺい)の脅威」
椎名頼己 「屍蝋(しろう)荘奇談」
渡邊洲蔵 「亡命せる異人幽霊」
西田鷹止 「火星の人間」
角田喜久雄「肉」
十菱愛彦 「青銅の燭台(しよ くだい)」
庄野義信 「紅棒で描いた殺人画」
夢川佐市 「鱶(ふか)」
小川好子 「殺人と遊戯と」
妹尾アキ夫「硝子(ガラス)箱の眼」
宮里良保 「墓地下(ぼちした)の研究所」
喜多槐三 「蛇」
那珂良二 「毒ガスと恋人の眼」
高垣 眸 「バビロンの吸血鬼」
城田シュレーダー「食人植物サラセニア」
阿部徳蔵 「首切術の娘」
米村正一 「恐怖鬼侫魔(きねま)倶楽部奇譚」
小山甲三 「インデヤンの手」
横瀬夜雨 「早すぎた埋葬」
岩佐東一郎「死亡放送」
竹村猛児 「人の居ないエレヴエーター」

内容説明

大正末期から昭和十年代半ば、都市部を中心に「昭和モダン」と呼ばれる大衆文化が栄えた。人々が新奇な刺激と快楽を追い求めるなか、生活様式の変化にともなって、昔ながらの怪談とは趣きを異にする新しいスタイルの怪奇小説が生まれた―。当時ホラー小説の分野で中心的存在だった〈新青年〉誌の掲載作を除外し、犯罪実話雑誌から少年誌までの幅広い媒体から21篇を選び抜いた。

著者等紹介

会津信吾[アイヅシンゴ]
1959年東京都中野区生まれ。駒澤大学経済学部卒。少年小説、犯罪、映画など、明治から昭和初期にかけての日本の大衆文化、社会風俗の研究・評論を中心に活動。書家・歌人の會津八一は大伯父。横田順彌の感化でSF史研究を志す。同氏との共著『快男児押川春浪』で第9回日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品