創元推理文庫
死者の短剣 惑わし

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  • サイズ 文庫判/ページ数 478p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488587086
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

わけあって家出した地の民の娘フォーンは、ひとり街道を歩いていた。途中立ち寄った農家で、謎多き民として知られる湖の民の警邏隊を見かけたのが、ことのはじまり。警邏隊員ダグと仲間たちが追っていた悪鬼の手下に、何も知らないフォーンが捕まってしまったのだ。フォーンとダグ、地の民と湖の民という異なる出自のふたりの出会いが運命を変えた。名手ビジョルドの新シリーズ。

著者等紹介

小木曽絢子[オギソアヤコ]
東京女子大学文学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

54
再読・15年前に読んだときとは印象が異なって感じた。当時は悪鬼と戦う湖の民と云う設定に興味を惹かれていたと思うのだが、いま思うのはデレッデレのロマンス異世界物語であろうか?そして生きる目的が違う二つの種族の敢えて見過ごされてきた問題点が惹かれ会うお互いを通して表面化されていく物語の展開が予測されて…そうした煩わしさに続きに手を出さなかったのかも知れないと感じた。何はともあれ十八の乙女と五十五の戦士の物語はこれからである。2023/03/15

Ribes triste

16
ファンタジーという体裁は取っているけれど、これは至極真面目な結婚物語。生まれも文化も違う二人が出会い、家族の無理解や仕事の重圧、自分を縛り付けていた負の感情から解放されて、自分たちの人生を歩む選択をしていく。ビジョルト、上手いなあ。2022/04/16

tom

16
なかなか珍しいファンタジー。ほとんどロマンス小説という趣。こんなファンタジー読んだことがない。なにしろ、主人公の二人の性行為まで出現するのだから、びっくり仰天。ただし、性行為といっても、特別な感覚を持つ人たちのものだから、人間の性行動とはかなりちがう(らしい)。とにかく驚いてしまって、次巻を図書館に発注。2019/01/28

Masa

13
読了。もうダメ。面白すぎた。鼻血出る(本当にでるかと思った)。面白いんです、本当に面白んです。シリーズ読破したい。まさか終始ロマンスしてだらけないよね? とか少し思うんですが絶対杞憂だと思う。すごいなぁ。本当にすごいなぁ、ロイス・マクマスター・ビジョルドって。2019/01/24

duzzmundo

7
ビジョルドのマイルズシリーズでないやつを読んで見ました。ファンタジーと思いきやロマンス色が濃い。この年齢差って大丈夫か? と思いつつ。ビジョルドなのだ読ませますが、もうちょっとファンタジーの方の話を進めてほしかった。これを経ての湖の民と悪鬼たちとの戦いがはじまるのだろうと読み終えました。そのうち続きを読もうと思います。2023/12/22

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