出版社内容情報
何度死んでも生き返る、
しゃべる猫の数奇な運命――。
定年退職したばかりの図書館司書と、
本を愛する不思議な猫が織りなす、
ブラックで奇妙で、心躍る物語。
元・図書館司書のわたしは海辺のコテージで休暇をすごしていた。そのメールを読んだのは退屈した嵐の晩のこと。添付のフォルダには、1匹の猫にまつわる信じがたい情報がおさめられていた。猫は人間の言葉をしゃべり、自らの数奇な半生を語っていた――本を愛し、へらず口をたたき、永劫の命をもつ猫。その周囲の人間を襲う謎の死。好奇心に駆られ、調査に乗り出したわたしを待ち受けるものとは? ブラックな微笑を誘う、奇妙な物語。
内容説明
図書館を定年退職したばかりのわたしに届いた、不思議な猫についてのメール。なぜか人の言葉をしゃべるその猫は、死ぬたびに生き返る数奇な半生を送ってきたそうで―。本を愛する不死の猫と、その周囲で起こる不可解な事件。好奇心をくすぐられ、調査を始めたわたしを待ち受ける意外な展開とは?元・図書館司書と謎めいた猫が織りなす、ブラックで奇妙で、なのに心躍る物語。
著者等紹介
トラス,リン[トラス,リン] [Truss,Lynne]
イギリス生まれの作家、コラムニスト、ジャーナリスト。BBCラジオのパーソナリティも務めている。数多くの小説やノンフィクションを発表。2003年に刊行した句読記号(パンクチュエーション)の誤用についてのユーモアあふれる文法書『パンクなパンダのパンクチュエーション』は、イギリスとアメリカでそれぞれ100万部を超す大ベストセラーとなった
玉木亨[タマキトオル]
1962年東京都生まれ。慶應大学経済学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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