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創元推理文庫
白き鷲獅子(グリフォン)〈下〉―魔法戦争〈第2部〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 262p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488577278
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

和平交渉のためにハイリィを訪れたホワイトグリフォンの代表団。だが宮廷で殺人が。しかも一見すると鷲獅子の仕業らしい。窮地に立たされるスカンドゥラノン。犯人の狙いは?

内容説明

ホワイトグリフォンの民を代表し、外交使節の一員としてハイリィ帝国を訪れたスカンドゥラノンは、知性をもつ動物の存在に慣れていないハイリィの人々を驚愕させる。そんななか、宮廷で残忍な殺人事件が起きる。しかも一見すると鷲獅子の仕業らしい。なんとか疑いをはらしたものの、スカンドゥラノンは、監視をうけることになってしまった。犯人の狙いは何か?同盟の行方は?

著者等紹介

ラッキー,マーセデス[ラッキー,マーセデス] [Lackey,Mercedes R.]
1950年米シカゴ生まれ。1985年に“ダーコーヴァ年代記”シリーズのアンソロジーに採用された短編でデビュー。86年に“ヴァルデマール年代記”シリーズ最初の短編となる「剣の誓い」を発表。87年から88年にかけて初の長編三部作を刊行して以来一躍人気作家に。その後も、ヴァルデマール国を中心とした壮大な異世界ファンタジーを次々に発表し、米国ファンタジーの女王としての地位を確立している

ディクスン,ラリー[ディクスン,ラリー] [Dixon,Larry]
1966年米生まれ。ファンタジー画家、作家。1992年マーセデス・ラッキーと結婚。“魔法戦争”三部作、The Owl Trilogyではラッキーの共著者であり、挿絵も担当している

細美遙子[ホソミヨウコ]
高知大学人文学部文学科卒業、英米文学翻訳家

佐藤美穂子[サトウミホコ]
大阪府出身。関西学院大学文学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

詩歌

10
ハイリィ帝国との外交兼殺人鬼あぶり出し。思惑が入り混じり、自分の見たい物しか見ないシャラマン王。相手の文化の禁忌に触れないように注意を払うのが、一方通行で不公平感が増す。これがホームとアウェーの意識格差なんだねぇ。障害となるかに見えた〈真実を告げる者〉の葛藤が深みと魅力になる。全体に綱渡りしてる感覚。防虫線香という訳され方が翻訳FTの醍醐味かな(笑)2015/04/18

しまっち。

4
もしや〈琥珀の竜〉が戦士のようにスカンドゥラノンを救い出すのか!と期待しちゃったけど、やっぱりそうはうまくいかなかったね。でも素晴らしい行動力です。この事件の謎解きもミステリー的に面白かった。シャラマンが〈琥珀の竜〉と〈冬の鹿〉に一気に理解を示したり、スカンドゥラノンが自分が統率者とみなされていない事に落ち込んでみたり、相変わらずそれぞれの「人間くささ」みたいなところが面白い。さて、この次は年頃になった子供たちの物語との事、少し間をおいて読もうかな。2017/10/05

み~くま

3
どんでん返しがいくつも用意されていて、良い意味で何度も予想が外れ、最後まで心地よい緊張感の中で作品を楽しむことができました。ファンタジーとしてだけではなく、ミステリーとしても楽しめる物語だったと思います。上巻では謎めいていたシャラマン王が、実はとても魅力的な人物だったことも小さな驚きでした。でも、やっぱりスカンのキャラクターが一番好きかも♪シリーズ3作目では、やんちゃなチビっ子たちが中心人物として活躍してくれるそうです。次に再会する時、彼らがどんな姿を見せてくれるのは今からとても楽しみです。2015/05/22

Miki Shimizu

2
連続殺人事件の解決と、帝国とホワイトグリフォンの同盟の可否は、日食の日にかかっている!ドキドキハラハラするなー。2015/04/01

konkon

1
愉しめました。第三部銀の鷲獅子が出るのが待ち遠しい。2016/01/10

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