創元推理文庫
ラメント―妖精の騎士に捧げる哀歌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 381p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784488574024
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

コンクールを前に気分が悪くなったディアドラを助けてくれたのは、昨夜の夢に出てきた美しい若者ルーク。アイルランドの音楽と伝承に彩られたロマンティックファンタジー。

内容説明

大切なコンクールでの演奏を前に、緊張のあまりもどしてしまったディアドラを助けてくれたのは、昨夜の夢に出てきた不思議な若者ルークだった。魔法にかけられたように、導かれるまま舞台にあがったディアドラ。美しい容姿に謎めいた雰囲気を持つルークの出現を機に、彼女の周辺で次々と不気味なことが起き始める。アイルランド音楽と伝承に彩られたロマンティックファンタジー。

著者等紹介

武富博子[タケトミヒロコ]
東京生まれ。上智大学法学部国際関係法学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cecilia

9
ご都合主義な展開が多いけど楽しめた。主人公が万能すぎて何でもできるからか、女王に負ける気は全然しなかったけど。ルークが主人公が好きっていうのも唐突だったし。なんでそこまで好きなの?もしかして恋に落ちるのに理由はいらない的なことなのだろうか… 高校での対決がよかった!親友は良い奴。こんな友達欲しいよ。続編は彼が主役なので読んでみたい。2012/03/04

miri

8
ケルト神話に出てくる妖精と女の子の話。ティンカーベルのような無害で可愛らしい妖精と違い、倫理観も常識も違う妖精たちとのやり取りが、恐ろしくもあり、魅力的でもあると言った感じ。耽美という言葉も思い出してしまった。皆さんご指摘の通り、日本語がちょっと…。昨今、こんなに翻訳を感じさせる本も珍しいのでは。

作楽

7
ケルト神話で妖精さんたちの世界を、人間の目から描く。ロマンスだったからか、甘い要素が多かったけれど、よく読むとかなりキツイ話ですね。面白かった。2014/07/04

しの

6
図書館本。地味で平凡だが音楽の才が突出している少女・ディアドラとある日突然現れた不思議な美青年・ルーク。トワイライトを彷彿とさせる設定とストーリー展開。和訳のせいか少しわかりにくい部分もあったが、面白い言い回しが多々あり良かった。アイルランドの妖精ものは違う小説の題材で少し知っていた程度だが、日本の妖とは似たようでいてまったくちがう性質を持っており興味深かった。最後の結末は曖昧でハッピーともアンハッピーとも断定しがたい。女王のインパクトがいまいちだったけれど、夏至祭の場面は迫力があった。2014/08/09

静間

6
音楽×ケルトロマンス??舞台はなぜかアメリカ(アイルランドにしとこうよ…)。う~ん想像とかなり違う内容。もっと本格ファンタジーかと思ってた。実際はロマンス物。初めから終盤ぎりぎりまで主人公のハイテンションに付いていけず。なんだか音楽の天才で思い込みの激しい子に感じてしまった。それ以外にもどうなったの?って思うポイントもちらほら。おばさんは?お母さん置いてけぼり・・・。妖精の残虐さや人間には解らないルールはかなり作りこまれてるし、音楽も結構物語のアクセントになってるのになー。好みとは違いました。2012/02/27

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