創元推理文庫<br> 砂糖の空から落ちてきた少女

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創元推理文庫
砂糖の空から落ちてきた少女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 242p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488567040
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ここはウサギ穴に落ちたり、鏡をくぐり抜けたりして異世界へ行き、帰ってきたものの、現実世界に適応できない子供たちに救いの手をさしのべる学校。ある日学校に空から少女が降ってきた。彼女は、スミの娘と名乗る。だが、スミは死んだはず。それを聞いた少女はスミを取りもどさないと自分が消えてしまうと訴えた。そこで友だち4人がスミを取りもどすべく死者の世界に旅立つ。ファンタジーの醍醐味を凝縮したヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞受賞シリーズ完結。

内容説明

ここはウサギ穴に落ちたり、鏡をくぐり抜けたりして異世界へ行き帰ってきたものの、現実世界に適応できない子供たちの学校。ある日学校に空から少女が降ってきた。彼女は死んだはずの生徒スミの娘と名乗る。そしてスミを取りもどさないと自分が消えてしまうというのだ。そこで、スミの友人4人が死者の世界に旅立つが…。ファンタジーの醍醐味を凝縮したヒューゴー、ネビュラ、ローカス三賞受賞シリーズ第三弾!完結篇

著者等紹介

マグワイア,ショーニン[マグワイア,ショーニン] [McGuire,Seanan]
米国カリフォルニア州生まれ。2009年にRosemary and Rueで長篇デビュー。同作でジョン・W・キャンベル新人賞を受賞して以来、数多くのSF関連の賞を受賞している。『不思議の国の少女たち』でヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞(いずれも中篇部門)を受賞したほか、世界幻想文学大賞にもノミネートされた

原島文世[ハラシマフミヨ]
群馬県生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆかーん

51
自分のいる世界が気にいらない子供たちの不思議な国の異世界物語。なんか、巻が進むごとに、子供たちの関係性がどんどん複雑になっていってる…。今回は、突如現れたスミという少女の物語。彼女は、この世界で死んでしまったリニという母親を蘇らせる事で、自分の存在が消えてしまうのを食い止めようとしている。その復活劇がさすが不思議の国。母親が死んだと言われるお菓子の国で、パン職人が母親の骨から再生を図るという…。お母さんはお菓子からできていたの?異世界だからなんだってアリなのかもしれないけど、これはちょっと凄すぎた。2020/01/29

アカツキ

14
シリーズ3部作の3作目。空から落ちてきた少女は母を返して欲しいと言うが、それは1作目の事件で死んだ生徒で…。死んだ彼女を甦らせるために異世界を旅をする話。1作目の主人公ナンシーも登場。幸せそうで良かった。これでこのシリーズとお別れかと残念な気持ちでいたら、あとがきで続編が出ているとのこと!翻訳されるといいなぁ。2019/04/21

11
一作目を読む前にこんな話かな?と思った冒険譚が読めた三作目。それでも一作目・二作目があるからこそ、また出会えた彼らとの再会がこうも眩しく、そして思う方向ばかりでなくともとにかく自分の力と思いで進んでゆく彼らの姿を頼もしく思いながら堪能出来たんだろうと思う。ページに入り込むような心地で読み耽り、読み終わった後に友達と別れたような気分になれる読書は大人になると珍しい。彼らに今会えて良かった。そして何より嬉しいのは五作目まで決まっている事実!彼らとの再会を楽しみに、今日も私は本を読んで私の世界を生きてゆくよ。2019/04/13

クナコ

9
初読。異世界から不本意に帰還した少年少女たちの物語第3弾。前作「トランク〜」が1作目「不思議〜」の前日譚だったの対し、今作は正統派の続編。一度訪れ、帰された心の故郷である異世界を切望する少年少女の前に、望む世界とは違う世界の少女が現れる。本シリーズは作中の登場人物それぞれに対応する異世界があり物語があり、渡った子供の性格や悩みにアジャストされているのが面白い。今作の主人公も自分の悩みが強みに変わる世界の経験者だ。ファンタジーに見せかけて、若者に共通する悩みや問題点を提起している語り口がとても現代的な印象。2024/12/06

spica015

9
死んだはずの生徒の娘を名乗る少女が空から落ちてくるなんて!三部作の完結篇となる本作が一番ファンタジックな雰囲気。というのも主な舞台となるのが菓子の国で、とにかくその情景描写が詳細。ちょっと憧れてしまうけれど、どこもかしこも甘ったるい砂糖だらけで、段々と気味悪くなってくる。編入生のコーラは物語の鍵となるキャラではなく、現実世界でも疎外されていたタイプだが、身体能力が高く、頼れるところもあって、気に入ってしまった。二作目の時も思ったけれど、一作目はきちんと読んでおくべきだと痛感。2019/07/20

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