出版社内容情報
タイムトラベル能力の調整のために行う“時間消化”中に若き日の祖父と出会ったグウェンドリン。2人はギデオンや〈監視団〉メンバーには内緒で、ルーシーとポールがクロノグラフを盗んで逃亡した謎を解明しようと画策する。クロノグラフが12人のタイムトラベラーの血を読みこんだとき、一体何が起きるのか? 〈監視団〉創設者サンジェルマン伯爵の思惑は? 大人気のタイムトラベル・ファンタジー3部作、第2弾!
内容説明
タイムトラベル能力の調整のために行う“時間消化”中、若き日の祖父と出会ったグウェンドリン。二人はギデオンや“監視団”に内緒で、ルーシーとポールがクロノグラフを盗んで逃亡した謎を解明しようとする。クロノグラフが十二人のタイムトラベラーの血を読みこんだとき、何が起きるのか?サンジェルマン伯爵の思惑は?大人気のタイムトラベル・ファンタジー三部作、第二弾!
著者等紹介
ギア,ケルスティン[ギア,ケルスティン] [Gier,Kerstin]
1966年生まれ。大学で教育学を修め、1995年から作家活動を始める。“時間旅行者の系譜”三部作で人気沸騰。夫と息子とケルン近郊の村で暮らす
遠山明子[トオヤマアキコ]
1956年神奈川生まれ。上智大学大学院卒。ドイツ文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rin
61
二人の関係は一進一退といった感じ。お互いがお互いに振り回されているなぁという感じ。二人の関係も気になるけど、今回は何と言っても、ガーゴイルのセメリウスがいい味を出していた。最初はグウェンにとってどういう存在になるのか不安だったけれど、彼女のためにしっかりと働く姿が頼もしい。組織の謎も、怪しい人物もいて危機感を持たなければいけないなかで、ついつい思考がギデオンに向かってしまうグウェン。そんな彼女を心配して必死に動き回るレスリーとセメリウスがとっても素敵だった。不穏な空気も漂っているので次が気になります。2017/11/12
さつき
59
古き良き少女漫画みたいな世界。グウェンドリンになり切って、ドキドキ読み耽りました。グウェンドリンとギデオン、ルーシーとポール、2組のタイムトラベラーが、それぞれ別のタイミングで同じ時間に現れるのがスリリング!頭がこんがらがる感覚が楽しいです。2019/09/15
りょうこ
35
超面白かった!やっばい!完全に自分はハマった(笑)ギデオンのツンデレがwwレスリー良い子だなぁ。このまま一気にラストの3作目行きます!2016/03/24
小夜風
34
【所蔵】面白かった~♪1巻の始めから未だ1週間くらいしか話は進んでいないのに、恋ばながグイグイ進み過ぎて、こういう場面を入れないと若い子に読んでもらえないのかな~なんて勘繰ってしまったのですが(笑)、ちゃんと意味があったことに少しホッと?しました。ギデオンのツンとデレのギャップがあり過ぎて、グウェンドリンの揺れ動く感情が痛いくらい伝わってきて、切なくなりました。おばちゃんから見たらギデオンはまだまだ子どもだな~って思うのだけど、惹かれてしまうのもよく判る。うちの高1娘も絶対好きそう(笑)。2016/05/25
ゆう
33
タイムトラベラーの系譜三部作の真ん中。いやいや、ギデオン!シャーロットはどうしたんだ!早いな!!そして頑固にも程がある!でもってグウェンは恋愛脳になりすぎてるし、ジリジリするわぁ。誰かちょっとでいいからグウェンの暴走を止めてぇ!本筋とはあんまり関係ないけど、気になったのは日本の作家について会話してるくだり。ハルキ・ムラカミはいいけど、ヤマモト・カワサキって何よ。書き方からしてヤマモトが名だけど、ヤマモトて…それはさすがにねぇ(笑) 〔映画版『サファイア・ブルー』の感想:ギデオン急に髪みじかっ!!〕2018/08/21