出版社内容情報
その異様な読後感から〈奇妙な味〉と呼ばれる、ジャンルを越境した不可思議な小説形式。本書には当代随一のアンソロジストが選んだ本邦初訳作5篇を含む12篇を収めた。死んだ母親からの晩餐の誘いに応じた兄妹の葛藤を描くファンタスティックな逸品「終わりの始まり」。美しい二頭の犬につきまとわれる孤独な主婦の不安と恐怖を綴った「銀の猟犬」など、多彩な味をご賞味あれ。
クリストファー・ファウラー「麻酔」
ハーヴィー・ジェイコブズ「バラと手袋」
キット・リード「お待ち」
フィリス・アイゼンシュタイン「終わりの始まり」
エドワード・ブライアント「ハイウェイ漂泊」
ケイト・ウィルヘルム「銀の猟犬」
シオドア・スタージョン「心臓」
フィリップ・ホセ・ファーマー「アケロンの大騒動」
ロバート・エイクマン「剣」
G・K・チェスタトン「怒りの歩道──悪夢」
ヒラリー・ベイリー「イズリントンの犬」
カール・エドワード・ワグナー「夜の夢見の川」
シオドア・スタージョン[シオドア・スタージョン]
G・K・チェスタトンほか[G・K・チェスタトンホカ]
中村融[ナカムラトオル]
内容説明
その異様な読後感から“奇妙な味”と呼ばれる、ジャンルを越境した不可思議な小説形式。本書には当代随一のアンソロジストが選んだ本邦初訳作5篇を含む12篇を収めた。死んだ母親からの晩餐の誘いに応じた兄妹の葛藤を描くファンタスティックな逸品「終わりの始まり」。美しい二頭の犬につきまとわれる孤独な主婦の不安と恐怖を綴った「銀の猟犬」など、多彩な味をご賞味あれ。
著者等紹介
スタージョン,シオドア[スタージョン,シオドア] [Sturgeon,Theodore]
1918‐1985。アメリカSF界における幻想派の巨匠として、レイ・ブラッドベリと並び称されていたのだが、近年再評価がめざましく、ジャンルを超越した短編の名手として認められるようになった。スタージョンの作風を語るとき、よく使われるのが「キャビアの味」という評言。独得の読後感を表す言葉だろうが、じつは名前に由来する洒落である。スタージョンというのは、チョウザメの英語名で、しかも、この風変わりな名前がれっきとした本名であり、出生時につけられた名前とは似ても似つかないのだから、話はますます面白くなる
チェスタトン,G.K.[チェスタトン,G.K.] [Chesterton,G.K.]
1874‐1936。作者はイギリスの作家・批評家・詩人。評伝や文明批評の方面で健筆をふるったほか、悪夢と不条理の物語である『木曜の男』(1908/同前)も世評が高い。チェスタトンといえば「逆説と警句」の人であり、論理のアクロバットを特色とする
中村融[ナカムラトオル]
1960年生まれ。中央大学法学部卒、英米文学翻訳家。編著、訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まふ
sin
藤月はな(灯れ松明の火)
帽子を編みます
星落秋風五丈原
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