内容説明
レスリーの内に渦巻く恐怖と怒り、それがダークコートの王を惹きつけた。弱体化しつつあるダークコートには、新しい糧が必要なのだ。一方、サマーキングの相談役ニールは、レスリーへの許されない想いに身を焦がしつつ、秘かに彼女の身を守っていた。友人を守ろうとするアッシュリン、レスリーを想うニール、そしてダークキング…。ロマンティック・ファンタジーの決定版第2弾。
著者等紹介
相山夏奏[アイヤマカナデ]
英米文学翻訳家。神戸女学院大学非常勤講師。英、ローハンプトン大学大学院児童文学学科修士課程に学ぶ。「いたばし国際絵本翻訳大賞」最優秀翻訳大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yuyuko
3
犯罪や薬などのリアルな退廃さが後味悪い。前巻では主役アッシュが勇ましいから、特に引っ掛からなかったんだろうか。今作は訳もちょっと気にかかる。2010/09/08
さつまおごじょ
2
イリアル、初めは妖精王にぴったりの傲慢さだと思っていたけれど、読み進めるうちに人間らしくなってしまって。愛故に、愛する者から離れ、その幸せを遠くから祈る存在になるとは。ダークコートが中心になる物語に相応しい、切なさのあるラストだったと思います。さて、サマークイーンの物語はどうなるのか。3作目はハイコートが絡んでくるみたいなので、より複雑さを増す世界に期待。ただ、今作を買ってから読み終えるまでに相当な時間をかけてしまったので、3作目を見つけるのが大変そうです。。でもここまできたからにはなんとか見つけ出して読2015/09/05
ぱでぃんとんⅡ
2
面白くないわけじゃないんだけど、1巻の方が面白かった気が…。次巻に期待します。2010/07/31
ミチ
1
ニールとレスリーの物語だと思いきや、最後イリアルが持って行った感じでした。エピローグがなかったら微妙だったかもしれません。これがあることによって最後ピリッと締まりましたね。ちょっと退廃的なエピソードとか描写とか多いですが、タトゥーについて色々知れたのは良かったです。タトゥーを入れることによってダークキングとの絆が出来るという設定は変わってて面白いと思います。痛そうだけど…2024/11/05
ユキタ
1
目が滑るのをこらえ、必死に文字を追った感じ。やはりこのシリーズは私に合わないようだ…2012/07/28