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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
154
ポオの小説全集の第2巻目を再読です。比較的長編で題名も長い作品が収められています。それを含めて6つの作品とボオドレイルによるポオの人物論も収められています。この巻の作品は総じてあまりなじみがなく、私にとって暗いものが多く、あまり好みでない感じです。2017/02/11
藤月はな(灯れ松明の火)
103
長すぎる題名と途中のショッキング展開で有名な「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」(邦題だけで28文字!)。突然の思いつきで船乗りになったアーサー君。しかし、そこで彼を待ち受けていたのは人生の数奇さと理不尽を凝縮させたような出来事達だった。果たしてリチャード・パーカーは本当に自己犠牲で死を望んだのだろうか?冷静すぎる手記の内容にそう思ってしまうのは穿ち過ぎか。一方で真逆の「テケリ・リ!」に噴く。そして「瓶の中の手記」同様のオチに呆然。ポオって自分が固執するテーマを永遠と書き続けるよね・・・2019/07/21
れみ
55
100分de名著“エドガー・アラン・ポースペシャル”のため「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」のみ読了。冒険ものらしいとは知っていたのものの、思った以上に波乱万丈で、読むのが辛いような展開もたくさんある、とにかく色々なことが起こるお話という印象。いくつか「?」と思うところもあったんだけど、読み終わってから、このお話の書かれた当時には未知の世界だった地域について書かれた部分や、この当時の最新の科学理論を念頭に書かれた部分もあると知り、なるほどそれなら分かる…と思った。2022/04/30
優希
49
唯一の長編が面白かったです。唐突に終わるのはどうかと思いますけどね。後々江戸川乱歩に影響を与えることを思うと、ミステリーの原点がここにあるのだと思わされました。2022/03/20
いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】
37
**海洋冒険・ナンタケット島作品**裕福な商人の息子、ピム。彼はある日、ほんの出来心で密航者として船に乗り込む。その旅先で待つ、恐るべき戦慄と、想像を絶する波乱の連続を知る由もないまま…軽い冒険心に心躍らせながら…。――もし…このピム少年の冒険を描いた著者が、ジュール・ヴェルヌだったら『十五少年漂流記』の彼らの様に、冒険の中で熱い友情と何事にも代え難い成長を彼は得られただろう…。 ⇒続き2015/02/07