感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
40
前作に続くクォーターメン、カーティス卿、グッド大佐のアフリカの冒険譚。今回も従者の”ウンスロポガース”がいい味出していました。前作も従者がビックリの生い立ちでしたよね。誰が主人公とは言えないほどそれぞれが個性的!二人の女王が一人の男を奪い合い戦になるって、大道ですよね。最後まで自分を貫いた妹も素敵!「文明の利器が必ずしも幸せをもたらすものではない」というハガード氏の考え方が全面に押し出された結末。カーティス卿はそれで良いですが、グッド大佐はちょっと可哀想かも……と思いました。クォーターメンには涙です。2023/09/15
きりぱい
5
ウンスロポガースに涙。まさかの物語にリンクする身の上まで。クォータメンの手記として最後になるのもまた涙。『ソロモン王の洞窟』の続編としてあの三人がアフリカへの冒険に戻る。異国人が入り込んだばかりに戦争を引き起こしてしまった結果、もう異国人は入れないことにしよう、と異国人が言うのもどうなんだと思ったけれど、序にあったように、新しい文明が必ずしも人類を幸せにするわけではないという疑問の投げかけが強く出ている。それにしてもズ・ベンディ国の右腕と右の乳房を出す女性の衣装はなまめかしい(表紙違い)。2013/12/12
アーチャー
1
いつの間にこんなきれいなイラストカバーに変更されたんでしょうか?また買い直せということでしょうか?2008/05/13
kagetrasama-aoi(葵・橘)
0
前作に続くクォーターメン、カーティス卿、グッド大佐のアフリカの冒険譚。今回も従者の”ウンスロポガース”がいい味出していました。前作も従者がビックリの生い立ちでしたよね。誰が主人公とは言えないほどそれぞれが個性的!二人の女王が一人の男を奪い合い戦になるって、大道ですよね。最後まで自分を貫いた妹も素敵!「文明の利器が必ずしも幸せをもたらすものではない」というハガード氏の考え方が全面に押し出された結末。カーティス卿はそれで良いですが、グッド大佐はちょっと可哀想かも……と思いました。クォーターメンには涙です。2016/09/07
hal.k
0
1887年に出版されたこの小説は、よくある最後に伏線を回収してスッキリ、という締め方ではないところが、新鮮に感じた。2023/10/04