感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
12
「勇将ジェラールの回想」の好評を受けて、1900年から新しいジェラール物語がホームズものを掲載していた『ストランド』誌で発表され、1903年に8編の短編が、一冊の本となりました。題名からは、前回あった“Brigadier(准将)”の文字が消えています。准将ジェラールという名が有名になったので、ジェラールだけで本を買ってくれるようになったらしい。なんか、いいな。2007/10/28
ホームズ
4
相変わらず猪突猛進のジェラール(笑)忠誠心に燃え、女性への愛に燃え駆け回る(笑)一歩間違うとドンキホーテになってしまう感じ(笑)でも自分に誇りを持ちナポレオンへの絶対の忠誠心はいいね(笑)2008/12/04
卍ザワ
3
ナポレオン統治下の冒険野郎ジェラールの二作目。本書で完結。三銃士よりドンキホーテに近い。ドキホーテは未読だけど。最後の冒険が、コナン・ドイルらしいストーリーテラーを発揮。歴史的資料など制約がなく、もっとイマジネーションにまかせたほうが良かった?2014/01/24
MIRACLE
2
ナポレオン軍・ジェラール元准将の活躍を、回想形式で描いた歴史小説(八話を収録)。「勇将ジェラールの冒険」の続巻だが、本巻ではナポレオン軍がじょじょに敗退にむかっているので、そのことが物語に影を落としている。本書の巻末には、作者序文がある。小説家がめざすべきは、読者の興味をわかすことで、内容や形式は二の次である、とドイルはのべている(274頁)。2013/02/28
夏葉
2
国家と皇帝に無償の忠誠を捧げる英雄ジェラールの(略)。 ホームズしか知らなかったけどコナンドイルってこういう話も書くんだな。2011/07/16