創元推理文庫<br> 怪奇小説傑作集 〈5〉

創元推理文庫
怪奇小説傑作集 〈5〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488501051
  • NDC分類 908.3
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

88
先日、光文社古典新訳文庫の「十九世紀ロシア奇譚集」を読んだのですが、あまり怖くなかったのでこの本をひっぱり出して再読してみました。ドイツの作品4つ、ロシアの作品が5つ収められています。結構有名な作家のものがあり(クライスト、ホフマン、ゴーゴリ、チェーホフ)、楽しめます。怖さもドイツのエーベルスの「蜘蛛」は何度読んでも怖さがあります。ロシアの方もゴーゴリの「妖女」、アレクセイ・トルストイの「カリオストロ」も映像化されたらかなり怖さがあるという気がしました。2025/06/20

Нелли(ネリ)

2
「犠牲」の、奇怪な事実だけを淡々と描写しているスタイルが好き。あと、既読だけど「蜘蛛」がやっぱり面白い。2015/05/08

こまい

2
宗教的価値観というか文化の違いで、恐怖の感じ方も変わるわよねってな感じで。 悪魔じゃ魔法使いじゃで御伽噺みたいな物語でした。2011/08/30

本の虫・・・になりたい

1
ドイツ・ロシアの怪奇小説はどうもイマイチ・・・ と思っていたけれど、エーベルスの「蜘蛛」は秀逸です。 決まって宿泊人が首を吊るというホテルの一室。 そこでリシャールが見たものは・・・。 最後の一行でゾ~っとしました。 チェーホフの「黒衣の僧」は精神異常と現実世界の交差に悩む主人公の物語。読み終わった後に何か重苦しい思いに襲われました。2012/04/25

madhatter

1
再読。個人的な感覚の問題だが、ドイツの作品には土着の恐怖、ロシアの作品には妙な重苦しさを感じる。本巻では乱歩の元ネタにもなった「蜘蛛」が好き。初読の際、犠牲者の誰一人として向かいの部屋を訪ねようとしなかったのかという疑問がおこったものだが(笑)、時代故ののんびりさみたいなものが、最後の恐怖に緩やかにつながってゆくあたりは、やはり秀逸だと思う。何よりもそこからして、犠牲者には魔力が掛かっていたのかもしれない。2012/07/25

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