出版社内容情報
とあるトラブルにより他者を傷つけてしまった森川航大は、無気力で退屈な生活を送る。正当防衛は認められたものの、両親には非難され、所属していた部活からも去ることなってしまったのだ。高校生活のやりがいを失ったうえ、理不尽な周囲の反応に失望する航大だったが、ある出会いをきっかけに無彩色の日々は変化していく。植物を通して人とのつながりを見つめなおす、優しい彩りに満ちた連作ミステリ。鮎川哲也賞優秀賞受賞作。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
20
思わぬトラブルで部活を辞め無気力な日々を送る高校生の航大。一年前の記憶を頼りにある家を探す最中に、美しい庭を手入れする不愛想な大学生・拓海と出会う連作ミステリ。両親からも非難され話好きな祖母・菊子と同居し、植物への深い造詣と誠実な心で謎を解き航大を導く拓海。かつて助けてくれたおばあさん、校舎から消える鉢植え、生育が悪い友人宅の花壇、ツタが絡まる密室にどう入ったのか、毎年祖父の命日近くに届く押し花の栞。静かな謎の解決は悩める人間模様の転機にも繋がっていて、穏やかな読後感をもたらす結末はなかなか良かったです。2026/03/19
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