出版社内容情報
調理師の実果は、念願の三ツ星レストランで働き始めた矢先にケガをして失業、恋人にも逃げられてしまう。不運が重なり思いがけなく時間ができた彼女は、あてもないまま瀬戸内の小島にふらり旅行することに。そこで待っていたのは、気まぐれで営業する風変わりな食堂。食堂を通じて様々な経験をしていくうちに、実果はすこしずつ自分の夢と向き合っていく。豊かな自然、美味しい料理、島の人との交流(ときどき猫)――元気と癒しを与えてくれる、夏休みのような小説。
有間カオル[アリマカオル]
著・文・その他
内容説明
調理師の実果は、念願の三ツ星レストランで働き始めた矢先にケガで失業、恋人にも逃げられてしまう。思いがけなく休みができた彼女は、瀬戸内海の小島に滞在することに。そこで待っていたのは、気まぐれで営業しているという風変わりな食堂。謎めいたお店との出会いをきっかけに、彼女にささやかな転機が訪れる―。豊かな自然と美味しい料理が癒してくれる、休日のような小説。
著者等紹介
有間カオル[アリマカオル]
東京都出身。法政大学卒。2009年『太陽のあくび』が第16回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しんごろ
153
大雑把に言うと、どん底の女性調理師が島で傷ついた心を癒す話!スッキリとした青空、満天の星空、豊かな自然の情景が目に浮かぶ。人懐っこい島民ともふれあい会いたくなるね。心の傷を癒やしにいかなくても、ただ単にのんびりと、この島で過ごしたくなるね。海の幸も美味しそう。“ひしお”もどんな味かあじわってみたいね。2019/10/04
佐島楓
54
うーん、ちょっとミステリとしては弱すぎる? 大人の夏休みと思ってぼんやり読んだほうがいいのかも。2018/05/22
らび
26
猫島でのんびりと心と体のリフレッシュ!ある意味羨ましくもあり、島ののんびりさは伝わるも軽い読み物で終わって何か残るものがある訳でもなくこれと言った感想も無し・・・。白猫がもっと謎めいて絡んだらまた違ったかも。2018/07/02
那由多
18
何でもありのアクアパッツァと、島ひしおのパスタが 美味しそう。2023/08/03
りんりん
17
けが、失業、失恋が重なった主人公。リハビリを兼ねて人生の夏休みとして、瀬戸内海の小島にやってきた。白い猫に導かれ、たどり着いたのが、気まぐれ食堂。本当にタイトルの通りの小説。ミステリーも恋もない、主人公の癒やしとエンパワの小説。2018/06/03